このブログでちょっとした工夫シリーズを連載してきました。
今回はVHO(医療用ワイヤーを用いた陥入爪手術)での工夫についてです。
巻き爪(陥入爪)はとても痛いものです。炎症が強く爪の周囲に不良肉芽がある場合はフェノール法(外科的に爪を部分的に切除して爪母を薬剤で破壊する)がよい適応です。炎症はさほど強くはないけれど周期的に爪の周囲がズキズキと傷むことがある、そんな方にはVHO法がおススメです(自費診療)。ドイツ生まれの素晴らしい手法です。医療用ワイヤーをくい込んだ爪と皮膚の間に入れて、そのワイヤーの力で1年間かけて爪を元の状態にさせる手法です。弾性プレートによる簡易な手法に比べると再発率が少ないことが特徴です。VHO法のポイントはずばり2つです。
①患者さんの爪の幅、変形に合わせてワイヤーを適切に加工する。
②くい込んだ爪と皮膚(爪床)の間にワイヤーを上手く引っかける。
特に②は術者の慣れが必要です。爪のくい込みが強い患者様ですとワイヤーを引っかけるがなかなか大変です。私は引っかける時にルーペを使用します。これによりくい込んだ爪と爪床のすき間を観察することができます。そのすき間にするりとワイヤーを入れ、引っかけることで施術の痛みはほとんどありません。これからもいい治療を提供し続けたいです。VHO法についてご質問のある方はご遠慮なくクリニックまでお電話下さい。 ℡. 052-332-7870
ルーペを使用して加工したワイヤーを爪と爪床の間に引っかけます。ここが最大のポイントです!!
ワイヤー同士を別の金属で巻きつけます。この力で爪が引き上げられます。
カットしたワイヤーの上を専用の固定のりで固めます。女性なのでお花をアレンジしました。このワイヤーを爪の伸びとともに3~4ヶ月ごとに交換します。約1年で巻き爪(陥入爪)が本来の状態に戻ります(治療効果は個人差があります)。この間、スポーツも可能です。
VHO法は自費診療となります。 初回 片足 15,000円 両足 26,850円
2回目以降 片足 12,900円 両足 24,750円 診察料込みの料金です。


