名古屋市中区千代田3-14-14 パルティール鶴舞2F TEL.052-332-7870

ちょっとした工夫(3) VHO法

 
このブログでちょっとした工夫シリーズを連載してきました。
今回は
VHO(医療用ワイヤーを用いた陥入爪手術)での工夫についてです。
巻き爪(陥入爪)はとても痛いものです。炎症が強く爪の周囲に不良肉芽がある場合はフェノール法(外科的に爪を部分的に切除して爪母を薬剤で破壊する)がよい適応です。炎症はさほど強くはないけれど周期的に爪の周囲がズキズキと傷むことがある、そんな方には
VHOがおススメです(自費診療)。ドイツ生まれの素晴らしい手法です。医療用ワイヤーをくい込んだ爪と皮膚の間に入れて、そのワイヤーの力で1年間かけて爪を元の状態にさせる手法です。弾性プレートによる簡易な手法に比べると再発率が少ないことが特徴です。VHO法のポイントはずばり2つです。
 

患者さんの爪の幅、変形に合わせてワイヤーを適切に加工する。
くい込んだ爪と皮膚(爪床)の間にワイヤーを上手く引っかける。
 

特に②は術者の慣れが必要です。爪のくい込みが強い患者様ですとワイヤーを引っかけるがなかなか大変です。私は引っかける時にルーペを使用します。これによりくい込んだ爪と爪床のすき間を観察することができます。そのすき間にするりとワイヤーを入れ、引っかけることで施術の痛みはほとんどありません。これからもいい治療を提供し続けたいです。VHOについてご質問のある方はご遠慮なくクリニックまでお電話下さい。            ℡. 052-332-7870

 

専用の器具を用いてワイヤーを加工します。

ルーペを使用して加工したワイヤーを爪と爪床の間に引っかけます。ここが最大のポイントです!!

見事、爪の両端にワイヤーが引っかかりました。

ワイヤー同士を別の金属で巻きつけます。この力で爪が引き上げられます。

カットしたワイヤーの上を専用の固定のりで固めます。女性なのでお花をアレンジしました。このワイヤーを爪の伸びとともに3~4ヶ月ごとに交換します。約1年で巻き爪(陥入爪)が本来の状態に戻ります(治療効果は個人差があります)。この間、スポーツも可能です。

VHO法は自費診療となります。                                   初回      片足  15,000円  両足  26,850円
2回目以降  片足  12,900円  両足  24,750円                      診察料込みの料金です。

第59回日本皮膚科学会中部支部学術大会

10月12日、13日の2日間、名古屋国際会議場にて第59回日本皮膚科学会中部支部学術大会が開催されます。この学会は日本皮膚科学会総会に次ぐ大きな皮膚科の学会です。私も12日の日曜日午前10時からの教育講演1において「日常診療におけるダーモスコピー診断の実際」を講演します。ダーモスコピーは病変を10倍にして観察する診断法です。皮ふ科SSクリニックでも必要不可欠な検査でもあり、大変反響をよんでいます。                  個人開業医の私がこのような大きな学会の教育講演を任じられるのは大変名誉なことです。最高の講演内容にしたいと思います。

お知らせ 2008. 9. 18

Syneron Banquet Dinner

 
9月13日の土曜日にシネロン社が主催するユーザーズミーティングに参加しました。      会場は品川のホテルパシフィック東京です。

シネロン社はイスラエルに本社を置くレーザー機器の会社です。私のクリニックで使用しているe-light(フォトRF治療器)がシネロン社製です。

全国からこのレーザー機器を使用しているユーザーが集まり、食事をしながら本音で現場のレーザー治療の意見交換をしました。

e-lightは光と熱エネルギーの両方を使用する画期的な美肌治療器です。日常診療で疑問に思っていることがいくつかあります。
 

SR(美肌治療)からSRA(美肌治療の新しいもの)への切り替えのタイミング

STリファーム(タイトニングのレーザー)の効果的なベクトル照射

赤ら顔への選択機種とモード

毛穴引き締めへの応用

Fluence(光エネルギー)とRF(熱エネルギー)の効果的な選択比率

などなど。
 

今回のミーティングで私の疑問のいくつかが解消されました。私の質問に丁寧にお答えいただいた藤沢美容外科クリニック 院長 妙見章一先生、クロスクリニック 院長 石川浩一先生ありがとうございました。この場を借りて深謝いたします。

このミーティングを通して感じたことが3つあります。

① 皮ふ科SSクリニックでのフォトRF治療料金は全国平均よりも安い。

特にSTリファームはリピートしやすい料金設定になっている。

② 各施設がまだ手探りの状態でこの治療をしているのが現状である。

③ 皮ふ科SSクリニックの施術レベルは東京の美容外科クリニックと比較して遜色ない。
 

クリニックが混んでくると料金設定を変更せざるを得ないことがあります。みなさん、お値打ちな今、皮ふ科SSクリニックのリピーターになることをお勧めします(笑)。

開院してまだわずか4ヶ月です。開院1年前よりレーザーの勉強に本格的に取り組んできました。もともと凝り性の私です。いくつもの東京の有名クリニックにも勉強に行きました。休みを返上してレーザーの研究会にも積極的に足を運びました。レーザー会社から頂いた大量のDVDはほとんど全て目を通しました。皮膚外科専門医としてクオリティーの高いレーザー治療を提供するのが私のテーマです。これからも進化し、バージョンアップし続ける皮ふ科SSクリニックを宜しくお願いします。
 

ミーティング会場にて。院長の左(ジーンズの先生)はクリニック・ビザリアの小林昌義先生です。私と同じく名古屋からの参加です。知識が広く、飾らない素敵な先生です。
 

レーザー界の大御所、クリニックFの藤本幸弘先生(院長右の紺のスーツの先生です)を囲んで。藤本先生はベトナムから帰国したばかりです。明日はニューヨークへ出張だそうです。その精力的な活動にはいつも驚かされます。藤本先生、いつも適切なアドバイスを有難うございます。
 

シネロン社CMOのMark J. Tagerとのツーショット。彼が講演したTrinityという組み合わせ治療は興味をそそられました。この業界はまさに日進月歩です。
 

名古屋に夜10時30分頃に戻りました。午前の診察、東京でのミーティング参加でやや疲れ気味です。鶴舞にある私の心のオアシス「Waiter-Waiter」でくつろぎタイムです。

最初の一杯は必ずモスコミュールを頼みます。金属製カップで飲む辛目のお味がたまりませぬ。摩り下ろしたショウガも喉に爽快です。あ~疲れが吹き飛びます。          付き出しには梨と柿が・・・。もう秋なんですね。

天使の贈り物(差し入れ弁当と伊佐大泉)

 
私はもともとお酒が好きですが加齢(エイジング!)とともに趣向が変化してきました。

一時期はスコッチにはまりました。ブレンデッドよりシングルモルトが好きです。その中でも癖のあるアイラ島のものが好きです。ラフロイグ、ボウモア、クラガンモアなど飲んだ後に鼻に抜ける余韻が長いものを好んで飲んでいました。ラフロイグは今でも炭酸で割ってのみます。ラフロイグのピートのなんとも言えない香り、飲んだ後に鼻に抜ける余韻はなんとも言えません。1日の疲れを吹き飛ばしてくれます。鶴舞にあるショットバー「Waiter-Waiter」が私の憩いの場所です。マスターの天野さんが作るラフロイグの炭酸割りは最高です。水割り、ハイボールはマスターの技量で味がずいぶんと変わりますね。不思議です。

 

ワインもはまりかけた時期があります。後輩のお父上がソムリエをしている関係でご自宅にて5大シャトー(確か20年以上前のシャトー・ラフィット・ロートシルドだったような)を飲ませていただいたこともあります。

料理と味わうにはフランスよりイタリアワインだと思うのは私だけでしょうか・・・

個人的にはピエモンテ州(北部イタリア)のバルベーラが好きです(バローロは高い!)。 ネッビオーロと呼ばれる黒ぶどうから作られる赤ワインは果実味があり、力強く濃厚でそのなめらかで複雑な香りが料理にとても合います。基本的に高すぎるワインは飲みません。分相応、自分の器にあった楽しみ方があると思っていますから(笑)。
 

ビールも夏はよく飲みます。アイルランドの黒ビールではギネスが有名ですが私はBassのほうが好きです。ギネスは余韻に甘さを引きずるのがちょっと気になります。たまに奮発してベルギービールなども飲みます。ベルギービールの代表格「デュベル」はずっしりとした酵母が漂ってくるような味わいがたまりません。皮ふ科SSクリニックの近くにロンドンパブ の「タウザー」があります。カウンターとオープンテラスがあり世界中のビールを楽しむことができます。私もスタッフのみんなと行きましたが雰囲気が良く大人のパブですね。
 

これからの季節は日本酒や焼酎ですね。やはり寿司には日本酒です。私がひいきにしているのが岐阜の銘酒「三千盛」です。みちざかりと読みます。スカイル皮膚科カトウの加藤迪彦先生にご馳走になったのがきっかけです。天皇家がお忍びで行く四谷の寿司店もこの三千盛を置いているそうです。辛口で刺身やお寿司との相性は抜群です。

大須にあるお寿司の名店「田の頭」さんで三千盛のプレミア黒ラベルを飲ませて頂いたことがあります。香りを十分に堪能できるようシャンパングラスに入れてくれました。       そのお味は・・・   言葉では表現できません。
 

焼酎は多くを語れませんが、焼き芋の香りがただよう「黒瀬」、米焼酎「たるせんげつ」が好きです。邪道ですが「たるせんげつ」にスティックにしたキュウリを入れて飲むとまた格別です。最近、患者さんから鹿児島の焼酎「伊佐大泉」を頂きました。大きなカチワリ氷でロックにして飲みましたがとても香りがよくすぐに気に入りました。クリニック休診前の晩酌はもっぱら「伊佐大泉」です。
 

私は仕事のこともあり現在1人で生活しています。

そんな院長に定期的に差し入れをしてくれる患者さまがいらっしゃいます。

夕食に頭を悩ませる自分にとってご飯の差し入れはとても嬉しいものです。まさに天使の贈り物です。そのさし入れ弁当の一部をブログ初公開しました。

 

鮭の大きいこと!牛肉も野菜を巻いたささみのフライもナスも何もかも最高でした。 熱田区で一番きれいなセレブの中川さん、いつもいつもありがとうございます。
 

メンチカツはボリュームたっぷりです。噛み締めるとお肉と玉ねぎのさくさく感が口の中で音楽を奏でます(ちょっと歌麿呂風に)。レンコンのしゃきしゃきとした触感もたまらないです。す傍らには鹿児島県の焼酎「伊佐大泉」が鎮座しています。佐藤さん、ありがとうございます。晩酌に最高の焼酎です。

第26回日本美容皮膚科学会

 
つくづく良かったと思うことがあります。それは私がゴルフをしないことです。
学会参加など日曜日をとても有効に使うことができます。

8月30日~31日の2日間、大阪のリーガロイヤルホテルで第26回日本美容皮膚科学会が開催されました。30日土曜日の診察が終わった後、新幹線に飛び乗り大阪に向かいました。私が学会に参加する目的は2つあります。

新しい治療法を知り有用ならば積極的にクリニックの診療に取り入れる。

自分の診療が独りよがりになっていないか再確認する。

特に②は大切です。開業というのは個人経営ですのでどうしても独りよがりになりがちです。人には思い込みが付きまといます。術後に必要もなく行われる消毒、手術後の傷を抜糸まで濡らしてはいけないと入浴を禁止する指導、これらはすべて医師側の思い込みです。

私はクリニックでしみ、しわ、たるみのレーザー治療(正確にはフォトRF治療)を行っています。今回の学会ではJMEC社さんが主催したハンズオンセミナー(実際にレーザーを照射するセミナー)にて古村南夫先生(島根大学医学部皮膚科 准教授)がシネロン社のフォトRF治療を実演してくれました。 実演後に古村先生にいくつか質問させて頂きましたが私の施術が妥当なものであることが再確認できました。またJMEC社の西村浩之社長からDSハンドピースを用いた肝斑への低出力レーザー治療(東京女子医大方式)など大変貴重なアドバイスをもらいました。この場を借りて御礼申し上げます。

さてさて、今回の学会で得た新知見について気の向くままに書き出します。

まずはアダパレンです。これはニキビの新しい外用薬です。ニキビには国内でいくつかの外用剤があります。しかし面皰タイプの白ニキビに有効な外用剤はありませんでした。アダパレンは白ニキビにも効果が期待できる外用剤です。日本でもいよいよ10月に処方が可能となります。

新しい糸を使ったフェイスリフト。従来は切れ込みのある糸を使い、切れ込みの部分を皮下組織に引っ掛けることでたるんだ皮膚を引き上げていました。とても素晴らしい手法ですが切れ込み部分が構造上弱く、その部分で切れてしまうことがあります。新しい糸は極小のビーズのようなものを一定の間隔で糸そのものに取り付け、そのビーズ部分で皮膚を引き上げる手法です。この手法のビデオを見させてもらいましたがとてもわくわくしました。私もいろいろとチャレンジしていきます。

エレクトロポレーション理論も大変興味深かったです。電気パルスを利用することで細胞膜の通過性を向上させ分子量の大きな薬剤を皮膚に導入する方法です。シンポジウムを聴講しましたがその効果は驚くほどでした。しみ、しわに対する画期的な治療となる可能性が大です。メソアクティス(イタリア製)という機械がこの施術に対して評判がよいようです。院長もSSクリニックでのデモンストレーションを早速申し込みました。さすがでしょ(笑)。すべては決断です。

まだまだ書きたいことはたくさんありますが内容が専門的になってしまいますので終了します。あ~学会はやっぱり面白い。学び続けることはとてもエキサイティングなことですね。
 

古村南夫先生(島根大学医学部皮膚科 准教授)とのツーショット。
 

メソアクティスのブース前で。ご機嫌なスマイルしんちゃん院長。


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