私はSyneron社のe-lightが好きです。
e-lightはバイポーラRF(高周波)とパルスライトの複合機です。
色素斑、皮膚のハリ・小じわ・毛穴開大、赤ら顔に効果があるとされています。

このフォトRF治療を施術し続けて思うこと。
この治療を受ける患者さまの希望の最大公約数はしみ(色素斑)なのです。
最も適応が高いのはそばかす(雀卵斑)だと思います。
そばかす以外のしみには効果はないのでしょうか?
あなたの周りに顔全体に小さな老人性色素斑が多発している方はいませんか?
これがいわゆる‘くすみ’だと、私は考えています。
くすみの治療、いいですね。心が躍ります。
「1回では効果が少ないです。5回くらい施術を受けると効果がでます」
ちまたでよく言われるフレーズです。私も最初はそのように思っていました。
渋谷の師匠はフラッシュランプ治療(フォトRFを含む)について以下のように言われました。
「しみは最初が最も濃いのだから最も反応がでるのは最初だよ。最初の1~2回にしっかりと効果を出さないとだめだよ!1~2回治療してしみが薄くならない症例は何回やっても効果はないよ。」
はっとしました。たしかに理屈はそうです。私も思い当たるふしがあるのです。
実際の症例を提示します。
47歳の素敵なミセスさんです。顔全体に淡い褐色斑が散在しています。
いわゆる‘くすみ’です。なんとか、うすくしたいですね。

標準ハンドピースのSRで3回照射を行いました。この時点でしみへの治療効果がはっきりとしませんでした。患者さんはかなり不満顔です。しんちゃん院長も困りました。
「この治療はあなたには向いていなかったようです」 この言葉で逃げるか?
4回目で照射モードを大幅に増量、さらにはアドバンスハンドピースのSRA(照射幅が約半分の13ms)のハンドピースも併用しました。顔全体にmicrocrustと呼ばれる点状の痂皮が形成されました。

左頬部のアップです。これくらいの痂皮ならば、なんとかファンデーションでカバーできます。
これでいいのです。

一番最初の写真と見比べてください。明らかにスキントーンが明るくなっています。
またフォトRF治療は高周波による皮膚のタイトニング(引き締め)効果もあります。
頬部が引き締まったのが分かりますか?

おバカな私は学びました。
●1回目はハンドピースのSR(580-980nm, ~25ms)を使用して、疼痛を軽度感じる程度のMaxの光エネルギーを照射する。しみへの紅斑反応がでるかどうかも大切な目安です。
施術2~3日後にmicrocrust が生じればこのままSRを2回目も同じように照射する。
1回の治療で満足度が高いならばそれで終了としてもよい。
●Maxの照射をしてもmicrocrust が生じなければ2回目の照射から、ためらわずにアドバンスハンドピースSRA(470-980nm, ~13ms)を使用する。ただしSRAは熱傷のリスクがあるので設定には最大限の注意をはらう。
●3回照射までに結果を出す。その後は半年に1回くらいのメンテナンス照射を行う。その際の照射モードは治療効果が最も高かったモードを参考にする。
現代人は忙しいのです。5回もゆうちょに治療している時間はないのです。
1~2回で結果を出す!! そしてたまにメンテナンス照射をする。
これが私の現時点での考えです。
話題を変えます。
西洋人はしみより小じわ、たるみを気にされます。日本人はどうでしょうか?
日本人は最初にしみを治療したほうが若く見えると考えるのは私だけでしょうか?
フォトRF治療もそうですが、Q-ルビーレーザーで濃いしみを取ると顔の印象が変わります。
そして何よりもかくす必要がないのでお化粧が楽になります。
日本人はまず、しみなのです。
