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進化するフォトRF治療

一つの医療機器を使いこなすには2年かかるな、というのが現在の実感です。
単に私がおバカなだけかもしれませんが・・・。
 
平成20年5月の開院時よりフォトRF治療を取り入れていました。
最初はメーカーさんから送られる資料を参考に照射していましたが、満足のいく結果が
得られないこともありました。悩みました。
 
日々の照射、その治療結果からのフィードバックを経て、ようやく自信を持てる治療レベルに近づきました。
 
ここまで2年かかりました。
 
治療例を参照に私が行うフォトRF治療の変遷、考え方について述べたいと思います。
 
下の写真は赤ら顔を主訴に受診された方です。

 
フォトRF治療にはSR とSRA の2つのハンドピースがあります。
赤ら顔には470~980nm とヘモグロビンへの吸収が高い波長を含むSRA を選択します。

 
施術1週間後です。本人は「赤ら顔にいいですよ。頬部にハリも出ますね~」とご満悦です。
本題はここからです。
両頬部に細かい痂皮(micro crust)が出現しているのが分かりますか?

 
右頬部のアップです。シミの一部に細かい痂皮が出ています。

 
左側の頬部のアップです。

 
1ヵ月後です。写真では分かりにくいですが、ほくろは残っていますが頬部のシミが少しだけ
薄くなっています。
 
 
もしもこの方の主訴が赤ら顔ではなく、頬部のシミ、くすみだったらどうでしょう?
私も1回目の照射は標準ハンドピースのSR を選んでいたでしょう。
 
おそらくこの方はSR で5回照射してもシミの改善は出なかったと思います。
どんなに照射パワーを上げてもSR では効果が出にくい症例は存在するのです。
 
フォトRFの治療数が増えてくるにつれて一目見てSR で効果がでるタイプかどうかが予測できるようになってきました。
 
「先生、よそのクリニックで5~6回フォトしたけど効果なかったです。」
そんな声を聞くことがあります。
私も最初は同じようなことをしていましたので大きなことは言えません。
思うに、2回して効果がない治療は10回治療しても効果がでないのではないでしょうか。
 
ハンドピースのSR とSRA の違いはなんでしょうか?
メーカーのカタログからの抜粋です。
SR   波長 580~980nm、照射時間 ~25ms
SRA 波長 470~980nm、照射時間 ~13ms

 
どちらもメラニンに対する波長を持っています。
シミ治療においては波長以外に照射時間が大きなファクターになっています。
日本人のしみ治療に25ms という照射時間は長すぎるのではないでしょうか?
 
SR にはそのよさもあります。
日に焼けた人、雀卵斑(ソバカス)の1回目にはSRA は反応が強すぎて使いづらいです。
 
色白の人のしみ・雀卵斑治療、よそのクリニックで何回も照射を受けた方は1回目からSRAを私は照射します。それでないと効果が出ないのです。
 
私には標準ハンドピースのSR のみでシミ治療の効果を出す自信がありません。
SR(Skin Renewal) SRA(Skin Renewal Advance) の2本のハンドピースがあってこそ
満足のいくフォトRF治療が可能と私は考えています。

 
治療歴、スキンタイプを考慮してSR とSRA を適切に使い分ける。
2~3回で治療効果を出す(インターバルは3~4週間)。そして年に1回程度のメンテナンス照射を行い効果を持続させる。
 
2年間のフォトRF照射の経験からこのよのうな結論となりました。
もちろん私の個人的な考えに過ぎません。


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