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粉瘤 くりぬき法 season 4

研究会後の懇親会の場などで皮膚科の先生からくりぬき法についてよく質問されます。
また、くりぬき法の治療のために東京、関西方面からも患者さんが来られます。
 
交通費のほうが治療費より高くなってしまいます。もったいないです。
 
ちょっとしたコツさえつかめばくりぬき法は簡単です。
手順を再度供覧します。
 
頚部の粉瘤です。真下を頚動脈が走行しています。

 
エコーで血管との位置関係を確認します。エコーは必ずしも必要ではありません。

 
4mmトレパンで真皮のみを切開します。ずぼっと切開しなければ下の動脈を損傷させることは絶対にありません。 内容物を可能な限り出し切ります。

 
モスキートで嚢腫壁を保持して、曲がりの眼科剪刃で嚢腫壁の周囲をひたすら剥離します。

 
剥離を続けると必ず壁が周囲の結合組織から剥がれてきます。あと一息です。

 
嚢腫壁の底を確認して周囲の結合組織から切り離します。ここがポイントです。
嚢腫壁を取り残したら再発してしまいます。
下の写真で剪刃の上が嚢腫壁の底です。剪刃の下が結合組織です。
嚢腫壁は白~灰~青色、結合組織は白色をおびた半透明色です。

 
嚢腫(粉瘤)がきれいに摘出されました。

 
粉瘤の手術治療でくりぬき法がベストというわけではありません。
しかし、顔面、頚部ではこのやり方のほうが手術跡が目立ちません。
 
自分が受けたいと思う治療を患者さんに提供する。私の治療理念です。
相変わらず生意気でごめんなさい。


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