名古屋市鶴舞の美容外科・皮膚科クリニック 皮膚科SSクリニック

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眼瞼下垂手術 -挙筋腱膜の損傷ー

コンスタントに眼瞼下垂手術をしています。
 
とても疲れるので原則として自費診療にしています。ちょっと心苦しいです。
 
41歳女性の方が来院されました。
もともと一重瞼だったそうで今までに3回の埋没手術を受けています。
 
最後の重瞼術は2年前だそうです。
 
重瞼ラインがぼやけてきたのでCMで有名な美容外科を受診したところ眼瞼下垂と診断されたようです。担当医の軽さ、眼瞼下垂手術の説明に不安を感じて当院を受診されました。
 
患者さんの希望で手術中の写真のみ掲載します。
 
重瞼ラインの修正としての挙筋腱膜前転法を行うことにしました。
眼窩隔膜を切開して挙筋腱膜を前転して驚きました。
 
右の挙筋腱膜を前転したところです。
挙筋腱膜が中央から外側でぱっくりと切られています。

 
左の挙筋腱膜を前転したところです。
こちらも切られており、挙筋腱膜が瞼板から剥がれています。

 
よくよく本人さんに確認したところ、2年前の重瞼手術の際に部分脱脂術をされたようです。
私の見立てではこの方は上眼瞼の皮下組織は決して厚くない。
 
部分脱脂をされた際に挙筋腱膜が損傷された可能性があります。ひどい状態です。
 
しかし、今までよくこの状態で眼を開けていましたね。
 
切られた挙筋腱膜を縫合します。

 
前転した挙筋腱膜をほどよい位置で瞼板に固定するのがこの手術のポイントです。
今回は難しかったです。
 
まず無事な内側の挙筋腱膜を瞼板に固定します。
縫合した挙筋腱膜を瞼板に固定すると、どうしても過矯正になってしまいました。
 
今回は損傷された挙筋腱膜は瞼板前組織に固定しました。

 
1週間後に抜糸しましたが、よい感じで眼が開き重瞼線もはっきりとしていました。
まずはヤレヤレです。
 
皮膚を切開して実際に挙筋腱膜を見ないとどういう状態になっているか分かりません。
だから、切開式重瞼術を受けたことがある患者さんの眼瞼下垂手術は注意が必要です。
 
また、挙筋腱膜および周囲の構造(下横走靭帯、外眼角靭帯など)も個人差がとても多いのです。一人ひとり時間をかけて丁寧に執刀したいですね。

眼瞼下垂,院長Blog(治療について) 2011. 10. 30

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