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診療だより

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  • 粉瘤 -ダメなくり抜き法-

    2017-04-19 UP!     カテゴリー:粉瘤, 診療だより

     私が開業したのが平成20年5月です。

     その頃は粉瘤のくり抜き法を行う医療施設は少なかったです。

     このブログの影響か、くり抜き法を行う病院が増えてきました。
     なかには首を傾げざるをえないことを行う医師もいます。

     今回は病院選びの重要性について。

     55歳の男性です。
     右頬に立派に育った粉瘤があります。

     

     エコー検査です。
     粉瘤が咬筋ちかくまで発育しています。

     

     平成26年に名古屋市の総合病院皮膚科を受診されています。

     ちなみにそこの病院では皮膚科の常勤はいません。
     アルバイトの先生で皮膚科外来が回っています。

     そこでの治療が理解できません。

     当院での会話です。

     患者さん 「右頬のできものを見てもらったのですが、穴を開ける治療が
            痕が目立たなくてよいと言われました。
            その日にいきなり麻酔して穴を開けられ、これ以上は神経が
            なんとかと言われてすぐに終わりました。
            なんか変だなと思いました。」
     私     「穴をあけるのはくり抜き法ですが、腫瘍はなくなりましたか?」
     患者さん 「それがほどんど変わっていませんでした。がっかりしました。」
     私     「穴をあけたが、びびって止めてしまったのでしょう。
            ちなみに手術室で治療されましたか?」
     患者さん 「いや、診察室の小さなベッドでした。」
     私     「・・・」

     粉瘤くり抜き法がこのブログで広まりましたが、素人ドクターによる不適切な
     治療も目立ちます。

     上記の患者さんはまさにやられ損です。

     粉瘤くり抜き法といえども、手術です。処置ではありません。
     手術室を予約してルーペなどを用いてしっかりと治療すべきです。

     SSクリニックの手術室。

     

     手術室の無影灯で穴の中をしっかりと照らして袋を取りきります。

     

     なんちゃってくり抜き法で再発して当院を受診される患者さんが増えてきました。

     バイトの素人ドクターが処置室で行うくり抜き法、経験あるドクターが手術室で行う
     くり抜き法。

     あなたはどちらを選びますか?

  • こんなのはイヤだ!幅広な二重ライン -他院修正-

    2017-04-05 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

     

     ブログに協力くださった患者さまに深謝します。
     片側の眼のみという条件で協力いただきました。

     34歳の女性です。
     26歳の時、博多の美容外科で切開式重瞼の手術を受けられたそうです。

     二重の幅は広く、瞼も少し重いとのこと。

     

     重瞼幅が広く、重瞼線が凹んでいるのがわかります。

     

     幅広の重瞼線を改善したいと言われました。

     幅広の重瞼線を狭くするのはいがいに難しいです。
     皮膚を切除すればよいという単純な話ではありません。

     瘢痕を切除するだけの最小限に皮膚を切除します。

     

     挙筋腱膜の損傷はありませんが、挙筋腱膜の上にナイロン糸が
     縫合されていました。

     

     二重のラインが取れないように睫側の眼輪筋と瞼板を固定する
     ことがあります(アンカリング)。

     この症例では瞼板に縫合するナイロン糸が挙筋腱膜に縫合されて
     しまったと推測されます。

     挙筋腱膜に引っかかった糸が挙筋腱膜の動きを悪くしていたので
     しょう。

     解剖をよく知らない先生にありがちな例です。

     余分な糸を外して、挙筋腱膜をミュラー筋から剥離して前転します。
     術中に座ってもらい眼の上がりを確認したところです。

     楽に開瞼できるようになりました。

     

     眼の挙げすぎには注意が必要です。
     眼が挙がることで、二重の折込がよくなり重瞼幅が狭くなります。

     手術が終了したところです。

     

     抜糸した時点では瞼の腫れがあります。
     修正術ではより腫れる傾向にあります。

     術後1ヵ月後の写真です。
     眼が開けやすくなり、重瞼幅が狭くなっています。

     

     しつこく術前(左)と術後1ヵ月後(右)の写真です。

     

     まだ少しむくみがありますが、もう少しすっきりします。

     切開式重瞼術、眼瞼下垂手術、どちらも最初の手術がもっとも大切です。
     担当医は時間をけけてじっくりと選びたいですね。

  • 眼瞼下垂修正術 -小切開での修正-

    2017-03-24 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

     今回は眼瞼下垂の修正手術についてです。

     ブログに協力くださった患者さんに深謝いたします。

     38歳の女性です。
     2年前に左眼の下垂手術を受けています。

     

     最近になり左眼の瞼が下がってきたとのことです。

     当院で修正手術を行いました。
     前回の手術で皮膚を切除されていますので、皮膚切開のみ行いました。

     10mm程度切開します。

     

     瞼板に固定された糸を外して、挙筋腱膜をミュラー筋より剥離した状態です。

     

     挙筋腱膜を前転固定します。

     

     全例が10mmの小切開で修正できるわけではありませんが、
     皮膚を切除する必要がない症例ではしばしば行っています。

     手術直後なので瞼が腫れていますが、抜糸する頃にはすっきりします。
     眼の開きがかなりよくなっています。上眼瞼の凹みも改善しています。

     

     眼を閉じたところです。
     眼を開くと糸は瞼に隠れてほとんど目立ちません。

     

     術前、術直後の写真です。

     

     瞼の裏から行う手術ではないのでミュラー筋を損傷することはありません。
     糸がゴロゴロすることもありません。

     この患者さんは手術の翌日より仕事を開始されたそうです。

     すべての症例でこの術式が適応できるわけではありませんが、
     症例を選べばとてもよい術式です。

  • 後天性真皮メラノサイトーシスの治療 -最短で治す-

    2016-12-20 UP!     カテゴリー:しみ(ルビーレーザー), 診療だより

     今回のブログに協力くださったのは23歳の女性のかたです。      
     この場を借りて御礼申し上げます。                      

     思春期より両頬に褐色班が増えてきたそうです。                 

     治療前の右頬です。                                 

     
     治療前の左頬です。                                

     

     発生した年齢、色素斑の形態、分布より                      
     ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と診断することは容易です。   

     このような症例もエステやチェーン美容外科に行かれると、         
     肝斑と診断されてしまうことがあります。                      

     キュテラ社のセミナーでADMにピコレーザーを用いてトーニングする内容の      
     講演を聴いたことがあります。                          

     Qスイッチレーザーもしくはピコレーザーを用いてADMにレーザートーニングを
     おこない、どちらが効果があったか比較する治療デザインです。                             

     レーザー治療は通常ハンドピースと呼ばれる先端部を皮膚に接触して照射します。
     レーザートーニングはハンドピースを皮膚から数センチはなして照射する方法です。

     10回以上のトーニング照射を行った結果、Qスイッチよりピコレーザーのほうが
     効果があったとの報告でした。                                    

     スライドを見ました。
     困ったな、こんなこと医師が本気でされちゃあ。
         
     どちらもほとんど改善していませんでした。                    

     肝斑のような表皮の色素病変ならばトーニング治療も意味があるかもしれません。
     ADMのような真皮の色素病変にトーニング照射する意味があるのか?  

     私がどうしてもキュテラ社を好きになれないのはこのあたりにあるかも。
     

     当院ではADMに対してQスイッチルビーレーザー照射を行っています。 

     1回照射で色素病変がおよそ70%ほども薄くなります。             
     1回の治療で改善が見込まれます。                          

     
     Qスイッチルビーレーザー照射10日後です。                              
     両頬に紅斑が残り、色素はむしろ濃くなっています。                    

     
     ここから少しつらい時期があります。                       

     ルビーレーザー照射4ヵ月後です。右顔です。              
     全体的にぼんやりとした色素沈着が残っています。           

     同じ時期の左顔です。もやもやしています。                 

     
     炎症後色素沈着と呼ばれるもやもやは治療から6ヶ月~8ヶ月くらいで
     消退していきます。                        

     レーザー照射2年後です。お化粧していてすみません。          
     にっこり笑顔です。                                 

     

     患者さんにお願いして、頬だけお化粧を取らせていただきました。    

     もう一度治療前、右頬。                               

     治療2年後、右顔。                                 

     

     治療前、左顔。しつこくてごめんなさい。                    

     治療2年後、左顔。                                  

     

     なんども書きましたが、                               
     ADMは1回のQスイッチルビーレーザー照射で70%くらい薄くなります。

     色素が元に戻ることはまずありません。                     
     1回だけの治療で満足される患者さんが過半数です。           

     マスクしやすい冬はADMを治療するのによい季節かもしれませんね。   

  • 眼瞼下垂手術 -Dr.柿﨑との邂逅-

    2016-11-12 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

     名著「眼瞼下垂手術 -虎の巻-」で有名な愛知医科大学付属病院眼形成外科の
     柿﨑裕彦教授の手術を見学する機会に恵まれました。

     柿﨑教授は日本の眼形成外科学会でも有名ですが、日本以上に米国、欧州で
     ご高名が響き渡っています。

     愛知医科大学眼形成外科の教室にはフィリピン、韓国、台湾などアジア各国から
     留学生が来ていました。

     話は変わりますが、
     私は信州大学形成外科の先生より眼瞼下垂手術を学びました。
     ずっとそれをベースに執刀してきましたが、行き詰ることがありました。

     京都府立医科大学眼科渡辺先生の手術見学をきっかけに眼科医が行う
     眼瞼下垂手術に強く惹かれるようになりました。

     愛知医科大学付属病院の手術室です。広くホテルのように豪華です。
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     手術室の無影灯はマッケのLEDです。色が自然でとても素晴らしい。
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     柿﨑教授の眼瞼下垂手術を午前3件、午後2件の計5件も見学することができました。
     眼科医は顕微鏡で下垂手術をされる先生もいますが、柿﨑先生は2.5倍ルーペで執刀。
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     柿﨑教授(中央)と記念写真。
     柿﨑教授はごっついです。なんとベンチプレス日本記録保持者です。
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     本当に勉強になりました。
     柿﨑教授は12mmの切開(場合によっては6mm)で挙筋腱膜前転術(短縮術)を行います。

     下横走靭帯などの開瞼抵抗と考えられる組織は解除しますが、lateral hornなどはあまり
     切開しません。それで十分に下垂が改善されるのです。

     80歳近い女性の重度の眼瞼下垂が10mm足らずの小切開で劇的に改善したことは
     とても衝撃的でした。

     「過ぎたこるは猶及ばざるが如し」

     自分の手術を振り返り、そんな思いが過ぎりました。

     自分が行う下垂手術を見つめなおす大変価値ある一日でした。
     今後の手術にさっそく取り入れます。

当医院は『予約制』です。お問い合わせ・診療のご予約はこちら 受付可能時間=診療時間 TEL 052-332-7870

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