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その他

マスターたちとの日々 その2

勉強していますか?

開業して1年6ヶ月になりました。
名古屋という地方都市で個人クリニックを経営するとどうしても独りよがりになりがちです。
美容皮膚科・美容外科の世界では特にそれが言えます。

私がヒアルロン酸注入で最も影響を受けた平井 隆先生のクリニックに行ってきました。
3度目の訪問です。渋谷駅南口のビルの中に渋谷イーストクリニックはあります。

 
 
お昼の12時から夕方8時までみっちりと外来、施術を見学することができました。
驚いたのは患者さんの層の幅広さです。この日はロシア人、グルジア人などいろいろな国の患者さんたちが来られました。インターナショナルなクリニックですね。
 
一日中、接することで平井先生の治療哲学にも触れることができました。
これは大きかった!それは哲学というよりは美学に近いのかもしれません。
患者さんとの立ち位置が全く対等であり、治療も一方的に選ぶのではなく、患者さんと話し合いながらいっしょに考えて選んでいく先生の姿勢を強く感じました。
 
あれだけ優秀な先生なのに患者さんに対してまったく偉ぶったりしないのです。
自分もこんな先生になりたいと、意を強くしましたよ。
私は短気でたまにイライラしてしまうことがあります。いかんですね~。
 
平井 隆先生との貴重なツーショットです。

技術的なことではヒアルロン酸注入の深さ、マッサージなど基本を再確認することができました。目のくまに対するアプローチには目からうろこが落ちる思いでした。

ヒアルロン酸注入は簡単なようですが、奥が深い治療だと思います。
量を注入すればよいというものではない。マッサージも繊細なタッチが必要ですね。
 
ボトックス、炭酸ガスレーザー治療なども平井先生のセンスの良さに目が釘付けでした。
いろんな点で自分の施術の再確認をすることができました。
 
また平井先生の医療機器を選択するセンスにも衝撃を受けました。
下の写真は次世代IPLでもあるI2LP デンマークDDD社製のエリプスフレックスです。
数人の施術を見学しましたが、しみへの紅斑反応がとてもしっかりと出ます。

 
黄色のレーザー光を発生するNORSELD社製DUAL YELLOWです。
578nm511nmの2つの波長を発行します。赤アザ、血管拡張に抜群の切れ味です。
このレーザーはまだ日本に5台しかないそうです。
このような優れた医療機器を初期に世界から持ってくるセンスが平井先生の凄さです。

 
スタッフとのツーショット。学生時代にはモデルもしていた素敵なスタッフです。
おにぎり、ありがとうございました!名古屋に来たときは手羽先をご馳走しますよ。
(気のせいか私の手がハート型になっていませんか?)

 
帰りの新幹線の中では一心不乱にメモをまとめました。
いい治療を提供するには生涯をかけて勉強を続けていくしかありません。

ボディシェイピング治療

株式会社JMECさんが主催する第9回トータルアンチエイジングセミナーに参加しました。
京王プラザホテルで開かれたセミナーは200人以上の医師が集まり大盛況でした。

 
4部構成からなりとてもバランスのよいセミナーでした。
私が特に注目したのが第1部の光レーザーと第3部のボディシェイピングです。
このセミナー学んだことを順に列記します。
 
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の最もよい治療はQスイッチルビーレーザーです。
肝斑合併例もありどうしても炎症後色素沈着症(PIH)が気になります。
ADMでのPIH出現率は66.6%とのこと。老人性色素斑の40.2%と比べると随分頻度が高いですね。肝斑合併例だと90%まで上昇するそうです。
 
ADMはやはりレーザー治療前からビタミンC、トラネキサム酸の服用、ハイドロキノン軟膏の外用を行ったほうがよいようです。
肝斑合併例ではドット(点)状の色素斑のみレーザー照射すべきですね。
 
第3部のボディーシェイピング、つまり痩身です。
今回、私が最も聞きたかったテーマです。
従来の脂肪吸引に変わる治療としてのBody contouringという概念が注目されています。
countouring、すなわち輪郭描出のことです。
Body contouringとは脂肪を減らすだけではなくラインを美しくする意味のようです。
 
JMEC社が取り扱っているVela ShapeとZeltiq の話を聞くことができました。
Vela Shapeは高周波、赤外線、吸引マッサージの相乗効果で部分痩せによい機器です。
セルライトの治療にも有効とされていますが、ある程度のシェイピング効果を維持するのに定期的に施術を受ける必要があります。

 
Zeliq も部分痩せの機器ですね。皮膚を外から吸引して、その間の脂肪を4℃以下に冷却して溶解させるという原理です。Cryolipolysisという言葉も初めて聞きました。
しかし、美容外科ではセルライトを含めていろんな造語が登場しますね(苦笑)。
(これらの言葉は医学的に根拠のあるterminologyなのでしょうか?)
 
Zeltiq はアダプターが大きいので腹部、腰部の大きな部分など適応が限られています。
1~2時間かけて腹部の脂肪を冷却しながら融解します。

 
理論、効果とも自分が納得した治療しか提供しないのが私のポリシーです。
私が購入したいと考える痩身機器に少しずつ近づいてきました。

超音波検査 LOGIQ Book XP

超音波診断装置(LOGIQ Book XP)がクリニックの仲間に加わりました。
清水の舞台から飛び降りるつもりで思い切って購入しました。
 
皮膚腫瘍のスペシャリストを自負する院長としてどうしても導入したかった医療機器です。
私も今まで色々と使いましたが従来の超音波診断装置にくらべてかなりコンパクトです。
プローブも軽く皮膚腫瘍の診断にはもってこいです。

もちろん保険適応(D215 超音波検査 2 断層撮影法 )が可能であり、CT、MRI検査に比べるとずっと検査費用が低いです。また動的な検査が出きるのも超音波診断の特徴です。
 
カバーを閉じるとこんなにコンパクトです。小回りが抜群です。

 
画像はかなりいいですよ。
カラードップラー法もできますので血管腫も鑑別可能です。
撮影した写真は患者さまにお渡しするようにしています。

 
アップに耐える顔ではありませんが・・・  めんそ~れ。
このプローべ(院長の右手)を見てください。とても小さく軽量です。

 
すこし症例を提示します。皮膚腫瘍の王様、粉瘤です。形が丸く、境界が明瞭です。後方エコーの増強と両外側陰影(腫瘍の両外側から下に伸びる線状の黒い影)が見られます。

 
下の写真は女性の腋窩部に見られた化膿性汗腺炎の像です。
化膿性汗腺炎は化膿性粉瘤とよく誤認されます。エコー像が粉瘤のそれとは明らかに違いますね。境界が不整なのが鑑別のポイントです。内容物が膿瘍なので後方エコーの増強がより強くでます。またcyst構造ではないため両外側陰影も見られません。

 
このように超音波検査(皮膚エコー)は腫瘍の性状だけではなく、腫瘍と感染症の鑑別診断にも大変有用です。感染症は時に腫瘍のような感触を呈するものです。
 
超音波診断装置の導入で皮ふ科SSクリニックがますますパワーアップしました。
皮膚腫瘍でお困りの方はお気軽に当院にお越し下さい。

第5回国際美容外科学会

11月15日より17日まで第5回国際美容外科に参加してきました。
15日土曜日の外来が終わった後、新幹線に飛び乗って会場のホテルニューオータニに駆けつけました。会場には世界各国から美容外科医が集まっておりその熱気に圧倒されました。土曜日のイブニングセミナーは是非とも参加したかったので急ぎました。

現在、フェイスリフト(顔のしわ取り手術)はメスから糸を使用する方法に移りつつあります。糸を使うフェイスリフトの一つであるシルエットリフトがこのイブニングセミナーの内容でした。スペインから来られたDr.Pizzamiglio Robertoが講演されました。とても分かりやすい内容でありながら糸を使ったリフトの奥深さも感じました。講演の後に個人的にお話する幸運にめぐまれいくつか質問をしました。局所麻酔のコツ、針を刺入する角度、糸の深さなど丁寧に教えてくれました。私が冗談で(半分本気?)スペインに行ってトレーニングを受けたいと言ったらいつでも来なさいと名刺を渡してくれました。
皮膚科医の私が美容外科の世界でどこまで活躍できるのか、まさに正念場です。


Dr. Pizzamiglio Robertoと質問の後にて。院長の右手にはシルエットリフトの針が・・・


Dr.Pizzamiglio Robertoの講演よりスライドを引用。
シルエットリフトの基本は頬部のたるみを引き上げるのに4本の特殊な糸を使用します。
この糸にはコーン状の吸収される突起がついており脂肪組織と皮膚を引き上げます。

糸のリフトにはアプトスエックストーシスも有名です。
この手法の大家であるグルジア出身のDr. Sulamanidze Georgeos にシルエットリフトとの違いについて個人的に質問しました。名刺を頂いたのでまたメールで質問してみたいです。
糸のリフトは奥が深い!それが実感です。

他にはブラジルから来られたDr. Santos Clara のエクソダームと呼ばれる深いケミカルピーリングの講演も興味深かったです。講演タイトルが「外科手術なんかしなくとも顔面若返りを可能だ」と、なんとも挑発的なタイトルですね。口の周りのしわが見事に消えていく経過はスライドを見ていて信じられませんでした。いや~、世界は広い!

学会は3つの部屋で同時に行われたので聞きたいセッションをあちこち移動してかなり忙しかったですよ(笑)。講演は全てEnglishです。自分の語学力のなさを嫌というほど痛感させられました。講演内容はかろうじて理解できるものの質問が出来ないのです。質問好きの院長としてはかなりのストレスでした。英語の勉強をもう一度学びなおします。

それにしても名古屋の美容外科のレベルは高いです。今回も名古屋から複数の先生方が発表されていましたが内容がどれも素晴らしいです。

最終日の3日目は神奈川クリニック(新宿アイランドタワー35階)でライブワークショップです。実際に手術を見学することができます。300人を超える医師が集合しました。そこで高須クリニック高須克弥先生の手術を目の当たりにすることができました。これからの励みになりました。今回もよく学びそして多くの美容外科の先生方と仲良くなることができました。本当に充実した3日間でした。

ここからはちょっと余談を。
1日目の講演の後に高須クリニック院長 高須克弥先生主催のパーティーが開かれました。司会がデーブ・スペクターさんです。最後にはなんと、郷ひろみが登場しました。GOひろみはカッコイイ!!くやしいけどカッコイイ。くやしいけれど、おまえに夢中・・・ギャランドゥー それはヒデキだろっ!


郷ひろみの登場です。ほんとうにかっこよかったです。


超間近で見ることができました。バラード、よかったな~  泣いている女性もいましたよ。


司会のダーブ・スペクターさんと。巧みな話術で会場を盛り上げてくださいました。

2日目の講演の後は神奈川クリニック総院長 山子大助先生が銀座ケントスでライブパーティーを主催して下さいました。楽しかったです。久しぶりにはじけまくりました。

銀座ケントスにて。高須克弥先生も絶好調です!踊っています。

神奈川クリニック総院長 山子大助先生(写真右 帽子の先生です)も負けていません。
すばらしい美声を聞かせてくれました。


いぇ~い、気分はサタデー・ナイト・フィーバーのジョン・トラボルタかも。古いな~。
院長の右横の女性は誰なんだろう? 肩組んでるけど全然覚えていないんです・・・


銀座ケントスがスパーク!みんなが自然発生的にtrainを作りました。
院長の前の女医さんはエクソダームで有名なブラジルのDr. Santos Claraです。気さくなチャーミングな先生でしたよ。もちろん名刺交換しました。ブラジル行きたいな~


はじけまくり、神奈川クリニック総院長とチークするSSクリニック院長。
山子先生すみません、カンチョウしたのは私です。


とどめの写真だ! 高須克弥先生とのツーショット。イエス、SSクリニック!!



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