美容医療コラム
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  1. 美容外科・美容皮膚科で
    HIFU治療を受けるメリットとは
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美容外科・美容皮膚科で
HIFU治療を受けるメリットとは
美容外科・美容皮膚科で<br>HIFU治療を受けるメリットとは

HIFU

2020.04.07

手軽に顔のたるみ取りを行えるHIFU治療。マシンによる照射だけでリフトアップが叶うと、20代から50代、60代の方まで、幅広く人気を集めています。
この治療は美容外科や美容皮膚科で受けることができます。一部のエステサロンなどではHIFUを名乗り施術を行っているところもありますが、医療機関とは全くパワーが異なるため、同等のものではありません。
このコラムでは、美容外科や美容皮膚科などの医療機関でHIFU治療を受けるメリットを紹介します。

  1. 美容外科・美容皮膚科とは
  2. HIFU治療とは
  3. 美容外科・美容皮膚科でHIFU治療を受けるメリット
  4. 美容外科・美容皮膚科で受けられる他のたるみ治療
  5. ドクターコメント

美容外科・美容皮膚科とは

美容外科・美容皮膚科は、どちらも美容医療における診療科で、それぞれ治療内容や専門分野が異なります。一般の方には、どちらがどんな治療を行っているのか分からない、という方も多いでしょう。

美容外科は、形成外科の医療技術を応用した治療を行うところです。例えば、眼を二重にしたい、鼻を高くしたいなどの要望に対して、メスを使ってお顔や身体の造形を整えていく治療を行います。
一方で美容皮膚科は、皮膚の構造を熟知した皮膚科の知識を応用し、メスを使わずにシミやくすみ、シワなどのお肌の悩みを治療します。一般皮膚科は保険適用の皮膚疾患を治療しますが、美容皮膚科は皮膚疾患だけでなく、さまざまな美肌治療を受けることができます。

HIFU治療は、美容外科と美容皮膚科のどちらでも受けられるたるみ取り治療です。美容目的であるため、保険適用外の自由診療となります。

 

HIFU治療とは

HIFU治療とは、高密度な超音波を発生させるマシンによって、皮膚内部の組織に熱エネルギーをあてて、組織を「熱凝固」させることでリフトアップを図る治療です。熱凝固した部分が治癒する過程でコラーゲンなどが生成され、肌にツヤとハリも出てくる二次的な効果も期待できます。

カートリッジをお顔に当てるだけの治療のため、以下のような負担がありません。
・切開しないから、傷の心配がない
・痛みも大きくなく、どうしても不安な場合は麻酔クリームなどで対応できる
・治療時間は数十分と短時間
・術後の腫れが少なく、すぐにメイクで隠せる

このように、ごくわずかな負担で治療が行えます。にもかかわらず、今までは顔を切る手術でしかアプローチできなかった筋膜部分にも熱エネルギーを届けてタイトニングができるため、高い効果が期待できます。

美容外科・美容皮膚科でHIFU治療を受けるメリット

美容外科と美容皮膚科のどちらでも受けられるHIFU治療ですが、それぞれメリットがあります。

美容外科

美容外科の医師は、実際にメスを握って、手術によるたるみ治療である「フェイスリフト」なども行っています。
手術などを日常的に行うため顔の構造を熟知しており、どこに超音波を照射すれば良いか・より効果を上げることができるかの知見を持っている医師が多いと言えます。

美容皮膚科

美容皮膚科の医師は、皮膚の専門家であるため、皮膚の構造やたるみのメカニズムを熟知しており、こちらも効果的な照射を行うことができます。
さらにHIFU治療には、ごくまれに火傷のリスクが伴いますが、万が一皮膚に傷が付いた場合でも、治療薬を処方するなどのアフターケアを行えるため安心です。

HIFU治療は個々の医師の技量によって結果が左右される治療です。受診やカウンセリングの際に、HIFUについてどの程度熟知しているか、どういった扱いをしているかを聞きながら、信頼できる医師を見つけてみてください。

美容外科・美容皮膚科で受けられる他のたるみ治療

美容外科や美容皮膚科では、HIFU治療以外にもさまざまなたるみ治療があります。ここではその一部をご紹介します。

フォトフェイシャル

フォトシルクプラス等の治療名で行われている光治療です。IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる光を肌に照射して、シミやくすみ、そばかすなどの改善を図ります。
たるみ治療に効果があると謳っているクリニックもありますが、こちらはたるみには効果が期待できません。

糸リフト

フェイスリフトという治療名で行われている治療です。医療用の糸を皮下組織に挿入し、たるみを引き上げたり、肌にハリを出したりする効果が期待できます。
使用する糸は、体内でゆっくり溶けていく吸収糸と、溶けない糸の療法が使用されています。

BNLS注射(小顔注射)

脂肪溶解剤を主成分とする注射による治療です。局所の皮下脂肪を融解することでたるみを改善します。HIFU治療と同様に、手軽に受けていただくことができます。
特にあごのたるみに有効ですが、HIFU治療でも最近ではライン(線)状のカートリッジが新しく登場し、あごのたるみに高い効果を発揮しています。

美容外科、美容皮膚科では、もしHIFU治療の効果が期待できないたるみがあれば、それを解消する他の治療の提案もしてもらえます。たるみが気になる方は一度美容クリニックを訪れて、ご自身のお悩みに適した治療があるかどうか相談してみてはいかがでしょうか。

ドクターコメント

Doctor comment
ドクターコメント

当クリニックは美容外科・美容皮膚科を標榜するクリニックです。どちらの知識も持ち合わせて、HIFU治療を行っています。
私見を述べますと、普段から手術をアグレッシブに治療を行うドクターがHIFU治療を本気で行うと、一番高い効果が期待できるのではないかと思います。
ただし美容治療は医師との相性もありますので、HIFU治療を受けようと思われる方は興味を持ったクリニックを数カ所受診してみてください。そこで、医師にHIFU機器に対する知識を聞いて、コミュニケーションが上手く取れるようでしたら、治療を検討してみて良いかもしれません。

この記事の監修

SSクリニック 柴田真一 院長

プロフィール
経歴
平成6年 岡山大学医学部卒業
社会保険中京病院(臼田俊和 部長)
虎の門病院(大原國章 部長)に勤務
平成12年 名古屋大学医学部附属病院 皮膚科 助手
平成16年 名古屋大学医学部附属病院 皮膚科 講師
平成20年 皮ふ科SSクリニック(現在 SSクリニック)開院
所属学会・資格
日本皮膚科学会
日本美容皮膚科学会
日本皮膚外科学会
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本皮膚外科学会評議員
日本アンチエイジング外科美容再生研究会 認定医
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