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診療だより

眼瞼下垂

  • 眼瞼下垂手術を応用したアクアミド除去 ーその2ー

    2025-07-02 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

    前回の続きです。
     
    なぜ戻られたのか❓
     
    患者さま談
    「大学病院形成外科で手術を受けましたが、
    手術したのは紹介された教授ではなく、
    若い先生たちでした。
    左右のまぶたで男女それぞれのお若い
    先生が執刀されました。
    左のしこりはすこし小さくなりましたが、
    右はまったく
    変わっていませんでした。
    悲しくて、SSへ戻ってきました・・・」
     
     
    こうなったら私がやるしかないでしょう。
     
    紹介した私にも責任がありますから。
     
     
    18歳の頃に下垂手術の既往があるそうですが、
    左右差が目立ちます。

     
     
    左外眼角のしこりはやや小さく
    なっています。

     
     
    やはりアクアミドの摘出は難しいです。
     
     
    眼瞼下垂修正術を利用したアクアミド除去を
    計画しました。皮膚切開が大きくできるからです。
     
     
    赤い点線がアクアミド、青い線が手術デザイン。


     
     
    眼輪筋を切除すると、黄白色の塊が見えます。
    な、なんだこれは。かたい、硬すぎる!!

     
     
    アクアミドは周囲の組織に食い込むように
    へばりついています。
     
    塊として摘出するのは困難です。
     
    摘出したアクアミドの一部です。

     
     
    下手に深追いすると、挙筋腱膜を傷つけて
    しまいそうです。
     
    眼瞼下垂の修正手術に影響を与えないように
    アクアミドを除去することはできるのか?
     
     
    次回へさらに続きます。

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