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診療だより

粉瘤

  • 粉瘤くり抜き法 - 4mmしかダメなのか? –

    2019-06-28 UP!     カテゴリー:粉瘤, 診療だより

     
     開業して11年がたちました。
     
     他のドクターから言われた私の功績
     ①シミにQスイッチルビーレーザーを認知させ広めた。
     ②粉瘤の手術法として傷痕が目立たちにくいくり抜き法を普及させた。
     
     
     粉瘤のくり抜き法については書き尽くした感がありますが、
     時々、おやっと思う症例があるので提示します。
     
     今回協力いただいた患者さまは40歳の素敵な女性です。
     
     当院を受診される2ヶ月前に右上口部のできものに気づかれました。
     名古屋市郊外で皮膚外科を標榜するOクリニックを受診されました。
     
     エコー検査をされ粉瘤と診断。ここまでは問題ありません。
     
      患者さんが臭いがするので取って欲しいと医師に伝えたところ、
     「粉瘤くり抜きは4ミリの穴をあけます。今は粉瘤が小さいので大きくなるまで待ってから
      治療しないともったいない。」と言われたそうです。
     
     私には担当医の言っていることがよく理解できません。何を言っているのか??
     おそらく患者さまも首をかしげたことと想像します。
     
     今年の春、鶴舞線を利用して当院を受診されました。
     
     初診時の写真です。右鼻翼の外側下方に粉瘤があります。

     
     
     エコー検査 左は12MHz、右は22MHZ高周波プローブで観察。

     
     
     押すと内容物がでます。臭い原因はこれです。

     
     
     小さな粉瘤だから4ミリより小さな穴で摘出する。そう考えるのが普通ではないでしょうか?
     
     多くの皮膚科医が私のブログを見て真似をします。
     それはいいのですが、本質的なことまでは理解できていないようです。
     
     2ミリトレパンによるくり抜き法。

     
     
     粉瘤の袋はしっかりと取れました。

     
     
     手術終了した直後です。

     
     
     穴はかなり小さいので、治癒も早いです。
     
     
     2ミリと4ミリではこれ程までにもサイズがちがいます。
     小さな穴で粉瘤が取りきれればそれにまさることはありません。

     
     
     病理組織検査です。底までしっかりと取り切れています。

     
     
     顔の粉瘤、臭いなどで気になるのならば、小さいうちに小さな傷で治したほうがよいと思います。
     粉瘤を治療するドクターは4ミリでしか取れないとの固定観念は捨てるべきでしょう。
     
     私の真似をするのはいいですが、安易に皮膚外科を標榜する輩が増えた気がします。
     時代の流れでしょうか。

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