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診療だより

ADM(ルビーレーザー)の記事一覧

  • 後天性真皮メラノサイトーシス ー治療の最適解ー

    2024-04-06 UP!     カテゴリー:ADM(ルビーレーザー), 診療だより

    後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、
    1回のレーザー治療である程度改善します。
     
    何回も治療して、改善できないクリニック
    がとても多いです。
     
     
    今回はそんな症例について。
     
    43歳の女性です。
    10歳代より、
    両頬(+両上眼瞼外側)に色素斑が出現。
     
    当院受診前に名古屋市昭和区の美容皮膚科で
    レーザー治療を2回受けています。
     
    2回のレーザー治療を受けて全く変化が
    ない??
     
    いったいどんな治療なんでしょうか?
     
     
    何科で研修したのかよくわからない怪しげ
    美容クリニックが急増しています(涙)
     
     
    当院初診時の所見

     
     
    ADMの治療は診断さえ間違えなければ、
    決して難しくありません。
     
    最適解はQスイッチルビーレーザーの高出力の
    全面照射です。

     
     
    治療して数日は皮膚がジュクジュクします。
     
    レーザー治療12日後です。
    ADMがきれいに治るのはこれからです。

     
     
    レーザー治療約5ヶ月後。
    しっかりとした治療をすれば1回のみ

    これくらいきれいになります。

     
     
    治療前(左)  治療5ヶ月後(右)

     
    治療前(左)  治療5ヶ月後(右)

     
     
    ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は
    正しいレーザー治療を行えば、1回で
    ここまできれいになります。
     
    後戻りも少ないので、ダメージが強くても
    治療する価値は十二分にあります。
     
    ADMに今流行りのピコトーニング
    まったく無意味です。
     
    私はADMの治療を15年間おこなっています。
    工夫と改善を繰り返しています。
     
    治療には
    自信があります。

  • 後天性真皮メラノサイトーシス 1回の治療でどこまで改善するのか?

    2023-09-30 UP!     カテゴリー:ADM(ルビーレーザー), 診療だより

    他院でADM治療を数回されて当院に来られる
    方が少なくありません。
     
    ご本人さまに伺うと、ほとんど改善しなかったと。
     
    これはちょっとおかしいです。
     
     
    1回のレーザー治療でアザ(ADM)は70%薄くなります。
    当院ではQスイッチルビーレーザーを使用しています。
     
     
    百聞は一見に如かず。
     
    24歳女性患者さまの経過を供覧いたします。
    (協力頂いた患者さま、大変ありがとうございます)
     
    両頬のADM(後天性真皮メラノサイトーシス)。
    ちょっと目立ちますね。

     
     
    高校生の頃より頬に色素斑が出現。
    20歳頃より濃くなってきたとのことです。
     
     
    両頬に多発した褐色斑が目立っています。

     
     
    当院での治療は1回のみ。
     
    Qスイッチルビーレーザーを照射した直後の状態です。
    患者さまの希望もあり、面で広く積極的に照射しました。

     
     
    治療翌朝からガーゼを剥がして、シャワー洗浄が可能
    です。
     
    その後は1週間ほど軟膏を外用してからお化粧を
    お願いします。
     
    治療して1ヶ月後に治療部に色素沈着が出現しますが、
    約6~10ヶ月で消退します。
     
     
    レーザー治療8ヶ月後です。
    まだ少し炎症後色素沈着が残りますがよい経過です。

     
     
    治療前後の比較写真です。


     
     
    繰り返しますが、今回のモニター患者さまは当院で1回の
    Q-Ruby治療を受けただけです。
     
    数回レーザー治療しても変化ない方はレーザートーニング、
    ピコトーニングなどエビデンスがない治療受けているのでは?
     
    ADMでお悩みの方はダウンタイムはありますが、
    是非とも本物の治療を受けてください!

  • 後天性真皮メラノサイトーシスの重症例 -その2-

    2020-04-04 UP!     カテゴリー:ADM(ルビーレーザー), 診療だより

     
    ほんとうに、このアザはうすくなりますか?
     
     
    よく聞かれる質問です。
     
     
    適切なレーザー治療を受ければ確実に改善します。
     
    先天性の扁平母斑(茶アザ)だけは困難です。
     
    前回は重症のADMに1回レーザー治療した経過を提示しました。
    患者さまはお化粧したら目立たなくなるようになったと喜ばれました。
     
    私としてはまだもの足りない気持ちです。
    化粧なしでも目立たなくしたい。
     
    もう一度治療前の写真。

     
    ルビーレーザーを1回照射。

     
    ルビーレーザーを2回照射して1年後です。かなりよくなりましたね。

     
     
    治療前                  2回治療後

     
    治療前                  2回治療後

     
     
    どうですか!
    2回治療するとアザがずっとよくなったのがわかります。
     
    アザがまた再発することはあまりありません。
    このかたは2回治療で完結なのです。
     
     
    人生が変わったと思いますよ。
     
     
    いろいろな美容クリニックで治らないと言われてずっと落ち込んでいました。
    40才を越えてから化粧なしで人と会えるようになったと感激していました。
     
    ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)はQスイッチルビーレーザーを
    用いれば1~2回の治療でかなり改善します。
     
    レーザー治療後の炎症後色素沈着が強くでることが多いのでマスクが
    できる時期がお勧めです。
     
    他院でシミ治療で通院して改善されない人はADMの可能性もあります。
    お気軽にシミ専門治療のSSクリニックにお問い合わせください!

     

  • 後天性真皮メラノサイトーシスの重症例 ーその1ー

    2020-03-31 UP!     カテゴリー:ADM(ルビーレーザー), 診療だより

     
      「どこに行ったらよいのでしょうか?」
     
     
      患者さまからよく聞かれます。
     
    シミ・アザで全国チェーンの美容外科クリニックを受診される人も
    多いと思います。
     
    電車の中の広告・テレビのCMで見たから、大手だから、料金が安かったから。
     
     
    むむむ・・・・。
     
     
    大切なお顔の治療をそんな理由で決めていいのでしょうか?
     
     

      20才頃より出現する頬、鼻のアザ。
    それが後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)です。
     
    患者さんの大半は全国チェーンの美容外科で肝斑と診断され、
    意味なくレーザートーニングのコースを契約されます。
     
    当然、効果はなく、患者さんご自身がインターネットで調べられて
    当院を受診されます。
     
    今回ブログに協力して頂いたのは49才の女性です。
     
    めずらしく2回にかけて経過を供覧します。
     
    20才頃より両頬に灰青色の色素斑が多発してきました。
    28才と44才のときに違う美容外科を受診されています。
     
    典型的なADMです。 なぜ肝斑と診断されるのか??

     
    アザは比較的広範囲であり、褐色というより灰青色に見えます。

     
     
     
      アザはメラニン色素が真皮のどの深さにあるかで色が変わります。
    今回のように灰青色に見えるアザは病変が深いです。
     
    メラニン色素が深さによってどう見えるかが分かります。

     
     
    Qスイッチルビーレーザーであれば通常は1回の治療でかなり目立たなく
    なりますが今回のように色素が深い場合は2回治療が必要となります。
     
    アザはレーザーのダメージがあるので丁寧な説明が必要不可欠です。
     
    マスクができる季節が治療に向いているのかもしれません。
     
     
    ①回目照射して1週間後です。病変が薄いカサブタで覆われています。
    この時期が一番大変ですが化粧でカバーしてもらいます。

     
     
    ①回照射して11ヵ月後です。
    通常ADM
    は1回照射で70%ほ  ど薄くなりますが、この方はまだ目立ちます。

     
     
      治療前                 1回治療後

     
     
      治療前                                 1回治療後

     
     
      今回のようにADMが褐色ではなく灰青色を呈しているケースでは1回の
    レーザー治療だけでは物足りないことがあります。
     
    次回はQスイッチルビーレーザーを2回照射した後の結果をお見せしますね。
    楽しみにしてください!

  • 後天性真皮メラノサイトーシスの治療 -最短で治す-

    2016-12-20 UP!     カテゴリー:ADM(ルビーレーザー), 診療だより

     今回のブログに協力くださったのは23歳の女性のかたです。
    この場を借りて御礼申し上げます。

     思春期より両頬に褐色班が増えてきたそうです。

     治療前の右頬です。

     治療前の左頬です。

     発生した年齢、色素斑の形態、分布より
    ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と診断することは容易です。

     このような症例もエステやチェーン美容外科に行かれると、
    肝斑と診断されてしまうことがあります。

    キュテラ社のセミナーでADMにピコレーザーを用いてトーニングする内容の
    講演を聴いたことがあります。

    Qスイッチレーザーもしくはピコレーザーを用いてADMにレーザートーニングを
    おこない、どちらが効果があったか比較する治療デザインです。

    レーザー治療は通常ハンドピースと呼ばれる先端部を皮膚に接触して照射します。
    レーザートーニングはハンドピースを皮膚から数センチはなして照射する方法です。

    10回以上のトーニング照射を行った結果、Qスイッチよりピコレーザーのほうが
    効果があったとの報告でした。

    スライドを見ました。
    困ったな、こんなこと医師が本気でされちゃあ。

    どちらもほとんど改善していませんでした。

    肝斑のような表皮の色素病変ならばトーニング治療も意味があるかもしれません。
    ADMのような真皮の色素病変にトーニング照射する意味があるのか?

    私がどうしてもキュテラ社を好きになれないのはこのあたりにあるかも。

    当院ではADMに対してQスイッチルビーレーザー照射を行っています。 

    1回照射で色素病変がおよそ70%ほども薄くなります。
    1回の治療で改善が見込まれます。

    Qスイッチルビーレーザー照射10日後です。
    両頬に紅斑が残り、色素はむしろ濃くなっています。

     ここから少しつらい時期があります。

     ルビーレーザー照射4ヵ月後です。右顔です。
    全体的にぼんやりとした色素沈着が残っています。

    同じ時期の左顔です。もやもやしています。

     炎症後色素沈着と呼ばれるもやもやは治療から6ヶ月~8ヶ月くらいで
     消退していきます。                        

     レーザー照射2年後です。お化粧していてすみません。
    にっこり笑顔です。

     患者さんにお願いして、頬だけお化粧を取らせていただきました。

     もう一度治療前、右頬。

     治療2年後、右顔。

     治療前、左顔。しつこくてごめんなさい。

     治療2年後、左顔。

     なんども書きましたが、
    ADMは1回のQスイッチルビーレーザー照射で70%くらい薄くなります。

    色素が元に戻ることはまずありません。
    1回だけの治療で満足される患者さんが過半数です。

     マスクしやすい冬はADMを治療するのによい季節かもしれませんね。

  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス) について -再考-

    2014-03-26 UP!     カテゴリー:ADM(ルビーレーザー), 診療だより

    数年前、このブログでADM(後天性真皮メラノサイトーシス)について、
    記載したことがあります。

    10代後半より、両側の頬に出現する色素斑です。
    前額、下眼瞼、鼻に生じることもあります。

    両側性遅発性太田母斑様色素斑とも呼ばれます。

    想像以上に頻度が高い色素斑です。

    ひと月に数例は治療しています。

    治るのか?

    適切な診断、適切な治療で治ります。

    ブログに協力した頂いた患者様に心より感謝します。

    初診時、31歳の女性のかたです。
    高校生の頃より、両側に褐色斑が出現しました。

    どこの病院にいってもシミと言われたそうです。

    右下眼瞼から頬にびまん性に広がる褐色の小班。

     

    左頬にも同様の褐色小班が広がります。

     

    鼻翼にも褐色小班が見られます。

     

    若い女性です。これは気になりますね。典型的なADMです。

    このような典型例を肝斑と診断、あるいはシミとひとくくりにされ、レーザートーニング
    されてしまう症例が後を絶ちません。

    ADMに対して、レーザートーニングはまったく意味がありません!!

    美容皮膚科医よ、診断能力を高めてください。

    治療はQスイッチルビーレーザーがゴールデンスタンダードです。
    1回の照射治療で70%くらい薄くなります。

    論より証拠。経過を提示します。

    照射治療22日後です。もっともつらい時期です。
    炎症後色素沈着が強く出現する時期です。照射法に一工夫あるのが分かりますか?

     

    炎症後色素沈着は必ず消退します。
    炎症後色素沈着を恐れて、低出力で照射すると、効果が落ちます!

    照射治療して1年3ヶ月後です。完全ではないですが、薄くなっています。

    治療前。

     

    左頬、照射治療して1年3ヵ月後。

    治療前。

     

    照射治療後の左鼻翼。

    治療前。

     

    こんな感じです。

    この患者さんは完璧に取りたい希望が強く、2回目のレーザー照射を予約されました。
    きれいになりますよ。

    葛西健一郎先生が言われた言葉が記憶に強く残っています。
    「俺はADMで2回より多く照射したことがない。平均1.5回だ。それで取れる。」

    最初は、??と思いました。

    なぜなら、藤田保健衛生大学皮膚科のA先生が、東海地方会でADMの治療について、
    治療の平均回数4回と発表されていたからです(Q-アレキサンドライトが使用)。

    私の今までの治療経験です。
    ADMは実は治療効果がすごく高い。1回での満足度もかなり高い。

    どうやら、葛西先生と同じ結論に落ち着きそうです。

    治療回数を減らすコツは、Qスイッチレーザーの選択と適切な出力です。

当医院は『予約制』です。お問い合わせ・診療のご予約はこちら 受付可能時間=診療時間 TEL 052-332-7870

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当医院は『予約制』です
AM 10:00 - PM 1:00
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○…通常診療
☆…手術/レーザー治療(フォトRFなど)/ヒアルロン酸/ボトックス治療など

アクセス

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名古屋市中区千代田3-14-14 パルティール鶴舞2F

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