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第112 回 日本皮膚科学会総会
2013-06-17 UP! カテゴリー:エルビウムヤグレーザー, 診療だより
日本皮膚科学会総会は皮膚科で最も大きい学会です。
112 回という長い歴史があります。
このような格式が高い学会で、2つも講演させて頂く機会に恵まれました。
会場は横浜インターコンチネンタルです。
モーニングセミナーでは、エルビウムヤグレーザーについて講演。
100人以上収容できる部屋でしたが、立ち見の先生方がいらっしゃるほど盛況でした。
私のほかに、北野幸恵先生が脱毛理論についてご講演されました。
北野先生の脱毛理論は相変わらず、素晴らしかったです。
私のセッションでは陥凹の修正などについて、質疑応答も白熱しました。
葛西健一郎先生、多忙の中、司会をありがとうございました。
内容の一部を供覧します。
25歳男性。鼻に生じた、水痘後の陥凹性瘢痕です。
炎症後色素沈着もあります。
瘢痕部を含めて、一回り広く、エルビウムヤグレーザーで照射します。
削る深さがポイントです。
治療6ヵ月後です。
完全に治るわけではありませんが、目立たなくすることは可能です。
陥凹の修正は、少しずつ、丁寧に陥凹を削っていかなくてはなりません。
炭酸ガスレーザーは蓄熱されやすいため、この操作は不向きです。
陥凹の修正は、
炭酸ガスレーザーより、エルビウムヤグレーザーが優れています。
ハンズオンセミナーではサージトロンの講師を務めさせて頂きました。
サージトロンS5を用い、豚肉、タコを実際に切りながら講演します。
みなさん、お上手ですね。私も楽しかったです。
皮膚外科&美容外科を専門とする私にとって、
エルビウムヤグレーザーとサージトロンは治療の2枚看板です。
毎年、内容を深めていきたいですね。