診療だより
カテゴリー一覧
眼瞼リフトの記事一覧
-
眉毛下皮膚切除術とは?
2020-10-13 UP! カテゴリー:眼瞼リフト, 診療だより
瞼が重くて開けづらい方の状態には、2つのタイプがあります。
①瞼板を挙げる挙筋腱膜が緩くなる。
②上眼瞼の皮膚が伸びる。
眼瞼の状態によって、最適な手術法は異なります。
①のケースに行う手術が挙筋前転法による眼瞼下垂手術です。
①と②が混在するケースも少なくはないです。
②の上眼瞼の皮膚の伸びが目立つ例では眉毛下皮膚切除術が
お勧めです。
今回ご協力くださる患者さんは50歳の女性です。
眼瞼下垂手術を希望されて受診されました。
初診時の写真です(化粧あり)。
モザイクがあり、目の開きが確認できませんが、眼はしっかりと
開いています。
このような方に挙筋前転法を行うと、眼が開きすぎて驚いたような
顔になることがあります。
この方の第一選択手術は眉毛下皮膚切除術です。
上眼瞼の皮膚のたるみ具合に応じて、切除する皮膚量を決めます。
傷が眉毛の中に隠れるようにデザインするのがポイントの一つです。
皮膚を切除した後の縫合がキモです。
皮膚が外側に寄らないように、いくつかのポイントがあります。
手術して4ヶ月半がたちました(フォトフェイシャル前の化粧なしの写真)。
眉毛と睫毛の距離が縮まり、ずいぶんすっきりしました。
瞼を開けるのが凄く楽になり、視界が広がりうれしいと。
私も嬉しいです。
手術4ヶ月半 右(化粧なし) 左(化粧なし)
特別な縫合の仕方により、傷はほとんど目立たなくなります。
皮膚のたるみによる瞼の開けづらさにお困りの方は、
お気軽にご相談ください。SSクリニックが全力でサポートします!
-
目の下のクマ -経結膜除脂術-
2015-02-22 UP! カテゴリー:眼瞼リフト, 診療だより
今さらですが、目の下のクマについて。
目の下のクマにはいろいろな種類があります。
クマの種類によって治療法も異なります。下眼瞼の眼窩脂肪の突出によってできるクマは手術が
有効です。手術法もさまざまです。
当院ではダウンタイムが短い経結膜除脂術が人気です。結膜を少しだけカットして脂肪を取る方法です。
切らない治療と名称している先生もいます。この手術の最大の利点は「傷が表面につかない」だと思います。
ご協力いただいた患者さまには、この場をお借りして深く感謝します。
53歳の女性です。目のクマ(膨らみ)が気になってきたそうです。
小じわが多い場合は皮膚を切除するハムラ法が適応です。
この症例では小じわは少ないので、経結膜除脂術を選択しました。結膜に極細の痛くない針で麻酔をします。
1cm ほど切開して、眼窩脂肪を適量取ります。左眼です。角膜を金属性のコンタクトレンズで保護して執刀します。
1cmの切開線から眼窩脂肪を結膜から露出させます。手術は、局所麻酔後に、結膜にレーザーで穴を開けて脂肪を取り出すのですが、出血をさせずに
取り出すのが最大のポイントです。眼窩脂肪も多く取りすぎると ‘老け顔’ になってしまうので注意が必要です。
術者のセンスが問われるところです。手術直後の右眼です。少し赤くなりますが、ダウンタイムはこの程度です。
手術なのでダウンタイムはあります。
数日は下眼瞼に発赤があります。これはお化粧で隠せます。
ときに紫斑を生じることがあります。ごめんなちゃい。手術して1週間くらいは、目やにが多くでます。
皮膚を切る手術よりはかなりダウンタイムは少ないと思います。
まれに眼球を圧迫することで白目が赤くなることもあります。術後に一時的に小じわが目立つことがありますね。
多くの場合は2~3ヶ月で元に戻ります。目の下のクマを治すことで、ゴルゴラインが目立つ人がいます。
ヒアルロン酸、PRP療法などで改善できます。目のクマの治療は目全体のトータルなバランスで考える必要があります。
興味があるかたはお気軽にお越しください。Key word [目の下のたるみ、脱脂、目の下の膨らみ、目の若返り、目の下くま]
-
美容虎の穴 下眼瞼手術
2013-07-08 UP! カテゴリー:眼瞼リフト, 診療だより
山本美容塾(JASS)が大変なことになっています。
熱気がすごいのです。西永福に熱帯高気圧が発生しています。
前回の池田欣生に続いて、久保隆之先生が登場です。
久保先生は日本で下眼瞼のくま治療を広めた第一人者です。
皮膚を切らず、結膜から眼窩脂肪を摘出するオーソリティーです。
生き馬の目を抜く、美容激戦区銀座で勝ち残った先生です。
銀座キューヴォ クリニック 久保隆之先生。天才肌の先生です。
下眼瞼除脂術は6,000例以上の経験をお持ちです。信じられない!
山本塾長と久保先生の夢の競演。
眼窩脂肪の下垂に伴う溝(tear trough)を治療します。
この症例では、経皮的アプローチで眼窩脂肪をtear trough に移動させ、溝を目立たなくします
(fat repositioning)。 眼窩脂肪を切除せず、眼窩下縁骨膜に縫合します(Hamra法)。
次の症例は眼窩脂肪の突出(baggy eyelids)を皮膚を切らず、経結膜的にアプローチします。
久保先生の経結膜除脂術はすばらしいの一言でした。
経結膜除脂術は当院でも人気のメニューの一つです。
多くの美容外科医がそうであるように、私も眼窩脂肪の後方よりアプローチしています。
久保先生は眼輪筋の直下より、隔膜前アプローチにて、眼窩隔膜をきれいに摘出して、
眼窩脂肪を取り出していました。
目のクマが2つに分かれているようなタイプの人(Double-convexity type)は眼窩隔膜を
きれいに剥がし取らないとその形態は改善しません。
久保先生曰く、
「アメリカでは隔膜前アプローチが主流であり、この術式が理にかなっています。」
目のクマのタイプによって、眼窩脂肪へのアプローチを選択するのがよいのでしょうか。
このことは大いに参考になりました。
講習会が終わり、充実感がみなぎり、ハイテンションな私です。
嫌がる久保先生を無理やり、引き寄せての記念撮影です。
熱い、情熱熱風セレナーデな一日でした。JASSは昇り竜の勢いです。
当医院は『予約制』です。お問い合わせ・診療のご予約はこちら 受付可能時間=診療時間 TEL 052-332-7870
診療時間
当医院は『予約制』です | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
AM 10:00 - PM 1:00 | ○ | ○ | ○ | / | ○ | ○ |
PM 2:00 - PM 4:30 | ☆ | ☆ | ☆ | / | ☆ | ☆ |
PM 5:00 - PM 6:30 | ○ | ○ | ○ | / | ○ | / |
○…通常診療
☆…手術/レーザー治療(フォトRFなど)/ヒアルロン酸/ボトックス治療など