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診療だより

眼瞼下垂の記事一覧

  • 眼瞼下垂手術 -皮膚切開はメスがよいですー

    2025-04-24 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

    当院へ久しぶりに来られた患者
    さまのまぶたを見て驚きました。
     
    し、白い・・・。
     
    切開ラインが白いのです。
     
    切開ライン=新しい重瞼線
     
     
    治療を受けた眼科医院のホーム
    ページを覗きました。
     
     
    高周波ラジオ波メスで皮膚切開
    することを強調しています。
     
     
    眼科医、あるあるです(涙)。
     
     

     
     
     
    サージトロンDUAL EMCは
    よい医療機器です。
     
     
    眼窩隔膜をあける、挙筋腱膜を
    剥離する、そんな使用はOKです。

     
     
    皮膚の切開だけは、
    メスがいいです。
     
    絶対にメスです!
     
    メスによる切開が最も皮膚への
    ダメージが少ないからです。
     
    切開線が白くなるのは嫌です。

  • 眼瞼下垂手術 -挙筋前転法がよい理由-

    2025-04-13 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

     

    SSクリニックでは、
    挙筋腱膜前転法をベースに、美容の
    エッセンスを加えた手術を行っています。
     
     
    眼瞼下垂手術は、挙筋腱膜前転法、挙筋短縮
    ミュラー筋短縮、ミュラー筋タッキングな
    ど様々な手術方法があります。
     
     
    ミュラー筋に触れるのはお勧めできません。
     
     
    17年の経験から、
    シンプルに挙筋腱膜を前転固定することが、
    術後トラブルを起こさない術式と考えてい
    ます。
     
     
    ちなみに信州大学方式というのは、
    挙筋腱膜前転法の一つです。
     
    信州大学方式は、眼窩隔膜を開き、隔膜
    後面と挙筋腱膜を一体として前転します。
     
     
     
    以前にもこのブログに登場して頂いた
    40代女性のかたに再登場してもらいます。
     
     
    一重まぶたのかたは潜在的な下垂
    があります。

     
     
    皮膚のたるみは少ないので、皮膚
    切除の幅は控えめがよいです。

     
     
    瞼板を露出、挙筋腱膜をミュラー筋
    より剥離します。

     
     
    左の挙筋腱膜を前転します。

     
     
    挙筋腱膜を瞼板に前転固定します。

     
     
    皮膚―挙筋腱膜ー皮膚縫合します。

     
     
     
    下の絵のイメージです。

     
     
     
    手術6か月後の状態です。

     
     
     
    左:手術前 右:手術6か月後
    眉毛の向きが変化しています。

     
     
     
    当院の下垂手術は自費診療ですが、
    時間をかけデザイン、機能、見た目にも
    最大限留意した手術をおこなっています。
     
     
    保険手術でありがちな、短く皮膚切開
    だけおこない、挙筋腱膜を1点のみ固定
    するような簡易手術はいたしません。
     
    上記の術式では、
    すぐに元にもどってしまう、見た目が
    美しくないなどのリスクがあります。
     
     
    生涯にわたり機能が保たれ、美しいまぶた
    になる手術を心がけています。
     
     
    まぶたでお悩みのかたはお気軽にご相談
    ください。

     
    機能美を追及した下垂手術をおこないます。
     
     
    【リスク・副作用】
    術後のまぶたの腫れ、皮下出血。
    一時的なドライアイ症状。
    二重幅の左右差。

    【治療費】
    再診料 1,100円
    笑気麻酔 2,000円
    お薬代 3,800円(漢方薬、鎮静剤、点眼液)
    両側 428,000円 / 片側 289,000円

     

  • 切開式重瞼術ではなく、眼瞼下垂手術が最強な理由

    2025-03-16 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

    切開式重瞼術があまり好き
    ではありません。
     
     
    ハム目、変に凹んだ重瞼ライン、
    瞼板に貼りついたようなライン。
     
    いかにも美容整形しましたという
    ような不自然な二重瞼。
     
     
    そんなのは嫌です。
     
     
    切開式重瞼術を受けるのはどんな
    方でしょうか?
     
    多くは一重まぶたの方です。
     
     
    一重まぶたは潜在的な下垂素因が
    内因しています。
     
     
    そうであるならば、
    切開式重瞼術ではなく、眼瞼下垂手術
    を受けるのが理にかなっています。
     
     
    今回は中学生の女子にご協力頂きました。
    ご本人およびご両親に感謝いたします。
    (以前にもこのブログに出られています)
     
     
    逆さまつ毛で角膜潰瘍の既往があります。


     
     
    まぶたが重い、眼の奥が痛いことが
    ある、肩こりを感じるなど、
    眼瞼下垂に随伴した症状を認めました。
     
     
    ご本人、ご両親とお話しした結果、
    眼瞼下垂手術を選択しました。
     
     
    自然な二重幅を希望されました。
     
    睫毛より皮膚を伸ばして7mm、
    皮膚切除幅は2.5mmにデザインします。
     
    厚い一重まぶたの方は眼窩脂肪が
    豊富なことが多いです。脱脂します。

     
     
    下横走靭帯、lateral hornを切離します。

     
     
    余分な眼窩脂肪の摘出のみでも
    まぶたは開けやすくなります。
     
     
    10代の若者に挙筋腱膜とミュラー筋
    の剥離は必要ありません。
     
    挙筋腱膜前転のみ行います。
     
     
    眼輪筋と瞼板上の組織の固定は行い
    ません。


     
     
    皮膚ー挙筋腱膜ー皮膚縫合します。
    これで自然な二重瞼が形成されます。

     
     
     
    下垂手術して2年経過しました。
    逆さまつ毛はなく、瞼も楽になりました。

     
     
     
    下垂手術して11年が経過しました。

     
     
     
    初診時(上)と下垂手術11年後(下)


     
     
     
    すっきりしましたね。
     
     
    当院の特徴として、
    長期に通院される患者さまが多いです。
     
    現在は脱毛で通われています。
     
     
    最初にお会いしたのが中学1年生の時。
    10年はあっという間ですね。
     
     
    下垂手術を受けられたこの患者さまは
    毎日を快適に過ごされています。
     
     
    下垂手術は人生を変えます。
    だからこそ良い手術を受けてほしいです。

     
     
    当院では手術デザインからたくさんの
    時間を取り丁寧に手術します。
     
    自費治療ならではの良さを追求しています。
     
     
     
    【リスク・副作用】
    術後のまぶたの腫れ、皮下出血。
    一時的なドライアイ症状。
    二重幅の左右差。

    【治療費】
    再診料 1,100円
    笑気麻酔 2,000円
    お薬代 3,800円(漢方薬、鎮静剤、点眼液)
    両側 428,000円 / 片側 289,000円

  • ハードコンタクト性眼瞼下垂 ー手術の奥義ー

    2024-03-12 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

    前回の続きです。
     
    ハードコンタクトレンズの長期使用に
    よってミュラー筋が線維化します。
     
    京都府立医科大学眼科の渡辺彰浩先生が
    英文論文で発表されています。
    (渡辺先生、引用許可有難うございます)


    ミュラー筋と挙筋腱膜は1つの複合体
    になっています。
     

    ミュラー筋が線維化して硬くなると、
    くっついている挙筋腱膜の動きにも
    制限が生じます。
     
     
    そうなんです!
     
    ハードコンタクト性眼瞼下垂では挙筋腱膜
    をミュラー筋から剥がすことこそが最適解
    なのです。
     
     
    手術デザインです。
    皮膚を5mm切除します。

     
     
    挙筋腱膜をミュラー筋から剥がします。
    (患者さまは70歳なので瞼板露出は
    必要最小限としました。)

     
     
    術中、必ず座位で眼の開きを確認します。
     
    手術前(左)  挙筋腱膜前転固定 座位(右)

     
     
    皮膚縫合して手術終了です。

     
     
    重瞼ラインが取れないよう、皮膚を
    瞼板に
    縫い付けるドクターもいます。
     
    私はしません。
     
    余計な異物を瞼に残したくないこと、
    強すぎる重瞼ラインは凹んで不自然に
    見えるからです。
     
     
    そもそも、
    眼瞼下垂手術を行い、開瞼しやすい状態に
    なると、自然と重瞼線になります。
     
     
    おさらいです。
    ハードコンタクト性眼瞼下垂手術のポイント
    挙筋腱膜とミュラー筋の剥離です!

     
     
    それにはマイクロスコープ(手術用顕微鏡)
    が有用です。

     
     
    眼瞼の手術は、
    解剖と生理学的なメカニズムの理解が
    必須です。
     
    日々是精進!

  • ハードコンタクト性眼瞼下垂について

    2024-03-06 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

    知っていますか?
     
    ハードコンタクトを20年使用すると、
    眼瞼下垂になる危険率が20倍になります。
     
    2倍ではなく、20倍です。
     
     
    ソフトコンタクトよりハードコンタクトの
    方が下垂になりやすい理由は?
     
    ハードコンタクトを取る時、瞼をつまむ
    のが原因かな、と思っていました。
     
     
    間違っていました。
    眼科の先生に正解を聞きました(笑)
     
     
    人間は起きている間、1日2万~3万回
    まばたきをするそうです。
     
    ハードコンタクトはソフトコンタクトより
    厚みがあります。
     
    厚みがある=まばたきする時に眼瞼に負担
    がかかる。
     
    ハードコンタクトレンズを装用している方は
    薄いワンデイタイプのコンタクトがおススメ
    です。
     
     
    ハードコンタクト性眼瞼下垂の手術は
    ちょいと難しいです。
     
    なぜでしょうか?
     
    ミュラー筋が線維化しているからです。
     
     
    当院でハードコンタクト性眼瞼下垂を行った
    患者さまの手術前後の写真です。
     
    70歳女性
    手術前(左) 手術3ヶ月後(右)

     
     
    昔の自分に戻り、自信がついたと、
    患者さまは喜んでいました。
     
    はい、私もとても嬉しいです。
     
     
    手術内容の詳細については、
    次回の「診療だより」でご紹介します。
    なかなか複雑なんですよ。
     
     
    参考文献
    Hard Contact Lens Wear and the Risk
    of AcquiredBlepharoptosis:
    A Case-Conrol Study
    Takeshi Kitazawa, MD
    Department of Plastic and Reconstructive Surgery,
    Matsunami General Hospital, Gifu, Japan
    e Plasty June 19, 2013
     
    Outcome Following Surgery for
    Contact Lens-Induced Ptosis
    D.Julian de Silva , et al
    Moorfields Eye Hospital, London, United Kingdom
    Ophthal Plast Reconstr Surg, Vol.27, N0.3, 2011

  • 眼瞼下垂 ー他院修正術の経過 その3ー

    2023-08-25 UP!     カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより

    眼瞼下垂、他院修正術シリーズの最終章です。
     
    総合病院形成外科で下垂手術を受けています。
     
    眼の中央の輪郭が平らになっている
    ことをとても気にされています。

     
     
    前医の切開線を含めてデザインします。

     
     
    上眼瞼の膨らみも気にされていたので
    Roofも切除します。

     
     
    手術直後です。
    やはりこれくらいは腫れてしまいます。

     
     
    手術前            手術後

     
     
    眼の形がアーモンド型の理想的な形になりました。
     
    瞼をスッキリさせるのには、眼窩脂肪よりはRoofを
    切除するほうがよいです。
     
    両眼ともなんとか修正できました。
     
    修正手術は傷を開けるまでわからないことが
    多々あります。
     
    だからこそマイクロスコープ(手術用顕微鏡)
    がとても役立ちます。
     
    瞼の修正手術でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

当医院は『予約制』です。お問い合わせ・診療のご予約はこちら 受付可能時間=診療時間 TEL 052-332-7870

診療時間

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当医院は『予約制』です
AM 10:00 - PM 1:00
PM 2:00 - PM 4:30
PM 5:00 - PM 6:30

○…通常診療
☆…手術/レーザー治療(フォトRFなど)/ヒアルロン酸/ボトックス治療など

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〒460-0012
名古屋市中区千代田3-14-14 パルティール鶴舞2F

● JR 中央線 鶴舞駅 公園前出口 徒歩約2分
● 地下鉄 鶴舞線 鶴舞駅 ⑥番出口 徒歩約2分

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