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診療だより

ヒアルロン酸の記事一覧

  • 高齢者は下顎部が若返りのポイント

    2019-12-30 UP!     カテゴリー:ヒアルロン酸, 診療だより

     
     60歳頃より下顎部のたるみが気になってきます。
     
     マリオネットライン(labiomandibular fold)とよばれる顎のたるみ治療
     についてお話します。
     
     写真は71歳の女性です。ブログにご協力いただきありがとうございます。
     
     素敵なミセスさまですがマリオネットラインが気になります。

     
     
     右のマリオネットライン

     

     左のマリオネットライン


     

     注入治療に用いる代表的なフィラー製剤としてコラーゲン、ヒアルロン酸、
     カルシウムハイドロキシアパタイトなどがあります。

     
     それぞれの製剤によさがあります。
     
     私はマリオネットラインにはレディエッセ(Radiesse)と呼ばれるカルシウム
     ハイドロキシアパタイト製剤を好んで使用します。

     
     ドイツのMerz社が製造しており2006年にFDA承認済みです。
     
     レディエッセをマリオネットラインに注入します。

     治療前、治療直後です。



     マリオネットラインでけでなく、顎のラインが少しシャープになったのが

     おわかりになると思います。
     
     治療前後 右マリオネット

     
     治療前後 左マリオネット

     
     レディエッセをマリオネットラインに注入するときはカニューラを使用して
     注入周囲の組織を剥離して均一に注入できるようにします。

     
     下顎靭帯を補強するように注入すると顎のラインがシャープになります。
     顔がずいぶんとすっきり見えます。
     
     高齢者は下顎部が若返りのキーポイントなのです。
     
     レディエッセ1本(1.5cc)買取 12万円(税込み)
     カニューラ代 1,100円 手技料 3,000円

  • ヒアルロン酸によるリフトアップ

    2018-07-28 UP!     カテゴリー:ヒアルロン酸, 診療だより

     
     顔のたるみ治療としてヒアルロン酸を用いることがあります。
     
     下垂があまり進行していない症例がよい適応です。
     
     支持靭帯を支えるリフティングポイントにヒアルロン酸を少量注入し、
     自然なリフティング効果を得る治療です。
     


     
     
     頬骨の靭帯(zygomatic ligament)に適量のヒアルロン酸を注入することで、
     自然なリフティング、さらにはたるみの予防効果が得られます。
     
     
     リフティングにはヒアルロン酸粒子が大きなレスチレンリフトを用います。

     
     
     糸によるスレッドリフトよりも引き上げ効果を得られることもあります。
     
     いずれ症例写真を提示しますね。
     
     
     ヒアルロン酸によるリフトアップ治療については大切な友人である
     いわきクリニック形成外科・皮膚科院長の岩城佳津美院長の学会セミナー、
     ブログ、書籍から大いに学びました。
     この場をお借りして深謝いたします。
     
     料金 ヒアルロン酸1本買い取り 6万円(税込み) 同日施術2本目より5万円(税込み)

  • 鈍針カニューレを用いたヒアルロン酸注入

    2018-01-22 UP!     カテゴリー:ヒアルロン酸, 診療だより

     久しぶりにヒアルロン酸関係のブログをアップします。
     
     ほうれい線、ゴルゴラインなどを目立たなくするのに、ヒアルロン酸注入は
     よい治療法です。
     
     ほうれい線は眼角動脈、ゴルゴラインは眼窩下動脈が走行しており、
     注入時に血管を傷つけないよう注意します。
     
     動脈にヒアルロン酸が入った場合は塞栓による疼痛、皮膚壊死をきたすことが
     あります。
     
     合併症を減らすため、部位によってカニューレと呼ばれる先が鈍い針を用います。
     
     当院で使用している鈍針カニューレ。

     
     
     こんな感じです。

     
     
     カニューレはしなやかに曲がります。

     
     
     いろいろな種類のヒアルロン酸を用意していますが、使いやすいのが
     ジュビダームとレスチレンです。以前より愛用しています。

     
     
     最近は靭帯へ注入することでリフトアップを行っています(TrueLiftメソッド)。
     
     この手技を始めてから糸による引き上げ(スレッドリフト)を行うことが減りました。
     とてもいい治療法です。興味があるかたは院長にお問い合わせください。

  • ヒアルロン酸注入 -私の考え-

    2009-01-25 UP!     カテゴリー:ヒアルロン酸, 診療だより

    フィラー治療とよばれる注入治療の代表はなんと言ってもヒアルロン酸注入とボトックス注射です。今回はヒアルロン酸注入について私の考えを述べます。

    ヒアルロン酸は以前より整形外科領域で関節に注入されるなど安全性が確立している治療です。ヒアルロン酸は注入後6ヶ月くらいで吸収されてきます。吸収されるからこそ安全なのです。

    治療のポイントはずばり3つです。
    ● どの大きさの粒子のヒアルロン酸を選択するか
    ● どの深さにヒアルロン酸を注入するか
    ● 注入後のていねいなマッサージ

    実際の治療を供覧します。
    一番多いのがほうれい線と呼ばれる頬部の溝(シワ)です。この溝を目立たなくするためにヒアルロン酸を注入します。年齢、ほうれい線の深さによって使用するヒアルロン酸を選択します。粒子の異なる2つのヒアルロン酸を同時に注入することもあります。

    このシワは重力が関係するため必ず起きた状態(座位)で注入部位をマーキングします。
    私は注入も座位で行います。

     

     
    開院当初は浅く注入していましたが、現在はやや深くボリュームをつけるように注入しています。これまでの経験からそのほうがシワは目立たなくなります。
    矛盾するようですが最初の注入はやや控えめにします。水分を吸って翌日にもっとふくらむからです。1週間後に再診していただき必要に応じてタッチアップ(追加)します。

     
     
    大切なのは注入後のマッサージです。マッサージに関しては施術者の間で意見が分かれます。私は必ず注入後に口腔内に人差し指を入れ皮膚面を親指でマッサージします。
    これによりヒアルロン酸が自然なグラデュエーション(段差)を持った状態で落ち着きます。この操作をしないと後から触ってゴワゴワとした感触がとても気になることがあります。

     
     
    次の症例です。口角から顎にかけてシワ(マリオネットライン)が深く目立ちます。

     
     
    注入後の写真です。マリオネットラインはほうれい線よりも治療が難しいとされていますが
    ふっくらときれいに修正されています。院長、相変わらずいい仕事していますね(笑)。
    口角の横にはジュビダームウルトラ 3、マリオネットラインにはSub Qを注入しました。
    もちろんバリバリバリューにマッサージしました。

     
     
    この2枚の写真を比べて気づくことがありませんか?
    ここにヒアルロン酸のプラスα効果が隠されています。ヒアルロン酸注入によってシワが目立たなくなるのはもちろんですが、注入により顔の肌全体がみずみずしく潤います。
    注入前後で化粧ののりが全然違いますね。意外と知られていませんが重要なことです。

    顔全体をアップできないのが残念ですが、この方はヒアルロン酸注入のみでとても若返りました。ヒアルロン酸注入以外の治療は何もしていません。
    久しぶりにお会いしたのですが顔全体から幸せオーラが溢れ出ていました。
    なんだか私も嬉しかったです。幸せオーラは伝播しますね。
     
     
    打ち方もとても大切です。右手の小指がポイントです。左手で注入部にほどよいテンションを加え、右手の小指でシリンジ(注射器)の角度を固定します。

     
     
    閑話休題。
    JR名古屋高島屋10階の催会場で「日本の伝統展」が開催されていました。
    伊勢型紙のコーナーで達人の手の動きをじっと見ていました。右手の小指に注目してください。この固定が大切なのです。この達人は右手の小指が変形しています。
    これぞプロフェッショナルの指です。ここまで到達しないといけない!

     
     
    院長が珍しく勉強しています。右手に何か持っていますね?

     
     
    アップです。そうです、ハンドグリップです。
    とある方から、ヒアルロン酸注入で定評がある東京のクリニックの先生方はみなこのハンドグリップで指の練習をしていると教えて頂きました。
    院長も東急ハンズでさっそく購入しました。ヒアルロン酸注入で圧をかける親指、人差し指、中指をこれで毎日刺激しています!! 意識することがスキルアップのコツです。

     
     
    1月20日にヒアルロン酸販売会社大手のMENTOR社ヨーロッパ代表のBenoit Girardotさんが皮ふ科SSクリニックを訪問してくれました。フランス人です。
    そういえばフランスの大俳優ジャン=ポール・ベルモントに似ていませんか?
    院長、何気にハンドグリップでアピールしています(笑)。

     

    ジャン=リュック=ゴダール監督、ジャン=ポール・ベルモント主演の映画「気狂いピエロ」。
    これは名作ですよ。ゴダールは映画を芸術の域まで高めたと言われてます。

     

    ヒアルロン酸注入は簡単に見えますが術者の技量によって効果に大きな差がでます。

    まだまだヒアルロン酸注入についてお話したいことはたくさんありますがまた次の機会に!
    皮ふ科SSクリニックはヒアルロン酸注入にも力を入れています。

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