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診療だより

しみ フォトRFの記事一覧

  • フォトフェイシャルプラス+

    2025-07-23 UP!     カテゴリー:しみ フォトRF, 診療だより

    顔に多発したシミをどう治療するか?
     
    よくあるシミ取り放題。
     
    皮膚へのダメージが大きく、私は好みません。
     
     
    当院おすすめの治療法を紹介します。
     
     
    43歳女性 顔に多発したシミ(日光黒子)

     
     
    色々な治療法があると思います。
     
    ピコトーニング
    ルビーフラクショナル
    フォトフェイシャル
     
     
    私はフォトフェイシャルを軸に治療を
    組み立てます。
     
    フォトフェイシャルで反応が弱いシミを
    数個程ルビーレーザーで追加照射します。
     
    当院ではフォトフェイシャルプラス+
    と呼んでいます。
     
     
    「シミ治療は夏を避けた方がよい」
     
    そのような意見もあります。
     
     
    私は季節に関係なくシミ治療しています。
     
    17年間の経験からです。
     
    今回の患者さまは、
    令和●年4月、8月、12月、翌年4月の4回に
    わたりフォトフェイシャルプラス+を施行。
     
    シミが目立たなくなり、お顔がすっきり
    しました。

     
     
    治療前            治療後

     
     
    シミ治療、夏でも大丈夫です!
     
     
    【リスク・副作用】
    発赤、腫れ、一過性の炎症後色素沈着。
     
    【治療費用】
    初診料もしくは再診料
    フォトフェイシャル 29,000円

    ルビーレーザー 5ショットごとに8,000円追加
    (いづれも税込みです。

     

  • フォトフェイシャルについて

    2024-06-08 UP!     カテゴリー:しみ フォトRF, 診療だより

    お肌のメンテナンスにフォトフェイシャルは
    最適であると、私は考えています。
     
    フォトフェイシャルはIntense Pulse Light
    (IPL)と表記します。
     
    レーザーに比べて、優しい治療です。
     
    やさしいからこそ、顔全体に照射できるのです。
     
     
    メラニン色素(シミ)、ヘモグロビン(赤ら顔)、
    水分(顔のハリ)に吸収される波長をもつので
    効果の範囲が広いのが特徴です。
     
     
    約9年前に「診療だより」に出した患者さんを
    もう一度。
     
    35歳の女性です。
    以前は雀卵斑(そばかす)と診断しました。

     
     
    30歳代で雀卵斑はないので(20歳以降落ち着きます)、
    顔に多発した日光黒子と診断します。
     
     
    フォトフェイシャルを施行します。
     
    シミに赤みを帯びる程度の強さで照射するのが
    コツです。時間とともに赤くなってきます。

     
     
    シミが赤くならないと痂皮(マイクロクラスト)が
    できません。
     
    痂皮ができないと、シミは薄くなりません。
     
    私がフォトフェイシャル照射時の赤みにこだわる
    理由です。
     
     
    フォトフェイシャルは1回のみ施行しました。
     
    左は治療前、右は治療1ヶ月後です。

     
     
    1回のみでも、この程度までは改善します。
     
    フォトフェイシャルはレーザー治療と比べ、
    炎症後色素沈着がでづらいのが嬉しいです。
     
     
    フォトフェイシャルはお顔の肌にハリもでるので
    私が大好きな治療のひとつです。
     
    定期メンテナンスとして通院される方がとても
    多いです。

  • フォトフェイシャルを振り返る

    2024-05-31 UP!     カテゴリー:しみ フォトRF, 診療だより

    SSクリニックほどフォトフェイシャルに
    こだわってきたクリニックは少ないのでは?
     
    今でもこだわっています。
     
     
    最近はピコレーザーが流行りですが、やはりIPL
    (フォトフェイシャル)にはそのよさがあります。
     
    ピコやルビーレーザーにはないIPLのよさ、
    何でしょうか?
     
     
    総合力です。
     
     
    レーザーは単一波長ですから、シミ、血管腫
    など一つの疾患にしか効果がありません。
     
    IPLは多波長という特徴があり、シミ取りの他に
    顔の赤み、顔のハリがでるなどの効果があります。
     
     
    問題はここからです。
     
    IPL(フォトフェイシャル)の機種は効果が
    ピンキリなのです。
     
     
    私ほど多くのIPLを使用した医師は少ない
    と思います。
     
    私がテストしたIPLの一部です。

    (左上から時計回りに、サイトン、ソラリ、ノーリス、
    VIORA、VENUS VERSA、Stellar m22)
     
    それぞれに良さがあります。
     
     
    治療ターゲットの第一選択はシミです。
    シミに効果がでないIPLは除外します。
     
    マイクロクラスト(microcrust)と呼ばれる
    微小な痂皮がでない機種はシミに効果が
    ありません。
     
     
    最終的に私が現在使用しているIPLが
    e-light(旧Syneron社)とアイコン(Cynosure社)
    の2機種です。

     
     
    e-lightが諸般の事情でもうすぐ使えなくなります。
     
    後任の第一候補がVIORAです。

     
     
    色々なIPLをテストしてきました。
     
    どんなに強く設定してもシミに全く反応がない
    機種もありました。
     
     
    その機種を使うドクターはどういう気持ちで
    それを使用しているのか?
     
    IPLなんてこんなもんだと、高を括って治療
    しているのでしょうか(涙)
     
     
    看護師が施術するクリニックがほとんどですが、
    私は自分で責任をもってIPL治療します。
     
     
    SSクリニックが選んだIPLで、ドクターが
    施術する光治療を受けてみませんか?

     

  • 光治療 フォトRF -常識は非常識なり-

    2015-04-23 UP!     カテゴリー:しみ フォトRF, 診療だより

     光治療はフォトフェイシャルという名称で美容皮膚科を中心に広まっています。

     私もとてもよい治療だと思います。

     患者さんの反応は分かれます。
     「6回コースを受けたが変化がなかった」
     「10回の治療受けたが、先生と話たのは最初の1回だけ」

     フォトフェイシャルをコースで提供されるクリニックが多いようです。
     1回では効果がなく、だんだんよくなるから・・・。

     本当でしょうか?

     私の経験ではシミに対して光治療が効果を発揮するのは最初の1~2回です。
     3回してとれないシミはQスイッチレーザーに切り替えたほうがよいでしょう。

     ブログに協力して頂いた患者さんに感謝します。

     35歳の患者さんです。右頬です。
    右

     

     左頬です。
    左

     

     美容皮膚科の先生がた、診断わかりますか?

     雀卵斑(ソバカス)に肝斑を併発しています。

     30歳代後半以降の色素斑で、一つだけの疾患は少ないです。

     老人性色素斑と肝斑の併発、雀卵斑と老人性色素斑の併発などなど。

     この患者さんの治療は?

     まず、スキンケア指導、トラネキサム酸内服で肝斑を改善させます。
     ある程度肝斑が落ち着いた段階で雀卵斑の治療を行います。

     肝斑にも光治療が効くとの報告もありますが、私は懐疑的です。
     肝斑に伴った老人性色素斑が改善することで肝斑が薄くなったように見えるのでしょう。

     ソバカスに光治療はとても効果的です。

     当院ではe-lightを使用しています。
    ELIGHT00

     

     フォトRF照射直後の状態です。
    反応1

     

     光治療は出力設定に最大のコツがあります。

     シミがある程度濃くなるように照射します。
     照射して時間を経過してから濃くなるケースも多いのがやっかいです。

     スタッフにおまかせ照射では10回施行しても効果はでないでしょう。
     多くの美容皮膚科がそうです。

     時間差でより濃くなった状態です。
    反応2

     

     やりすぎもよくありません。
     このさじ加減にドクターの腕がでます。

     治療前です。
    右

     

     1回のみ光治療しました。1ヵ月後です。
    右 治療1M

     

     ソバカスは1回でもこのくらいよくなることが多いです。
     このかたは肝斑が少し濃くなってしまいました。反省点です。

     シミ治療は診断、根拠のある治療、患者さんのケアなど、
     この三拍子がそろうと無敵です。

     がんばってシミを退治しましょう!

  • 肝斑 -その類縁疾患-

    2014-03-18 UP!     カテゴリー:しみ フォトRF, 診療だより

    色素斑(シミ)の治療は、ほんとうに奥が深いです。

    ときどき、気が遠くなることもあります(笑)。

    当院のブログに協力くださり、誠にありがとうございます。

    76歳の女性の方です。

    当院を受診される5ヶ月前より、両頬に色素斑が出現。

    某市民病院皮膚科で生検を受け、色素沈着と診断。

    某美容皮膚科クリニックでビタミンC導入などを受けるが、変化ないため
    当院を受診されました。

    美容皮膚科で毎回、化粧品を勧められ、その金額が1回で3万円くらい
    するのに嫌気が差したのが、本当のところのようです。

    初診時の写真です。右頬。

     

    左頬。濃淡のある褐色色素沈着がまだらに広がっています。

     

    正面の写真はお出しできませんが、前額、口唇周囲にも色素沈着が目立ちます。

    診断はなにか? そして最適な治療法は?

    これは難しいです。

    患者さんのお話によると、日常でかなり強く顔を擦っていると。
    肝斑に類似した疾患を考えます。

    色素斑のダーモスコピー所見です。色素が網目状の分布を呈しています。

     

    色素斑の経過、患者さんのスキンケア習慣、臨床・ダーモスコピー所見などから、
    葛西健一郎先生が提唱される「肝斑類縁疾患・頬外側型色素沈着」と考えました。

    商売上手なJMEC社と組んで、Qスイッチヤグレーザーを購入して、レーザートーニングで
    一儲けしようと思ったこともあります。臨床医としてのプライドが許せませんでした。

    治療はスキンケア指導につきます。

    絶対に擦らせない。
    不適切な化粧品、摩擦などの炎症が関与していることが多いようです。

    慢性炎症が関与しているので、弱いステロイド軟膏の外用が有効なことがあります。

    <この症例への私の治療>
    徹底したスキンケア指導、トラネキサム酸500mg内服、ロコイド軟膏とプロペトの1:1混合
    外用。

    1ヶ月毎に、外来を受診してもらい、厳しく肌をチェックします。

    治療して1年が経過しました。

    治療前の写真。

     

    左頬です。

    もう一度、治療前の左頬。

     

    まだ治療の途中ですが、患者さんの表情に笑顔が見られるようになってきました。

    肝斑治療の目安が1年~1年半。
    このタイプの頬外側型色素沈着は、肝斑の倍の2年~3年を目安にしています。

    もちろん、高額なお化粧品を売りつけたりしません(笑)。

    ハイドロキノン軟膏を処方したことがありますが、刺激が強く使用できませんでした。
    この症例は、いたずらに外用剤を処方しないほうが無難なようです。

    患者さんは生きた教科書であり、患者さんから医師は臨床を学びます。

    今回のような患者さんが、名古屋で竹の子のように増えた美容皮膚科を受診すれば、
    どんな治療を受けることでしょう?

    診断をつけてもらうことはないでしょう。
    「シミですね。はい、とりあえずなんかレーザーしましょう。セットがお得です。
    バリューセットがあります(マックかよ?)。ついでにお化粧品もどうですか。」

    こんなノリでしょう。

    Gentle LASEによるレーザーフェイシャル、Med Light C6によるレーザートーニング
    いつまでも、こんなことをしていて、よいのでしょうか?

    トーニングが本当に意味をなすのか、私には分かりません。

    患者さんにとってbetter な治療を、患者さんといっしょに考えていきたいですね。

    最後に。
    この症例の治療について、多くのアドバイスを頂いた葛西形成外科 葛西健一郎先生に
    深謝いたします。

  • 雀卵斑のフォトRF治療

    2010-11-03 UP!     カテゴリー:しみ フォトRF, 診療だより

    フォトRFの最もよい適応が雀卵斑(そばかす)だと思います。
     
    35歳の男性です。知人に肝斑と言われて来院されました。
     
    米粒大の色素斑が鼻から頬部に対称性に広がっています。
    典型的な雀卵斑(じゃくらんはん)の所見です。

     
    フォトRF治療の最もよい適応は雀卵斑です。
    1~2回目が最も効果が高いです。1回のみフォトRF治療を行いました。
     
    1年後に再診されました。これなら上出来ですね。

     
    雀卵斑は病態の本質が色素異常です。フォトRF治療しても1年もすれば色素斑が濃くなってきます。1年たってこの状態ならばよいほうでしょう。
     
    両頬部やや下方の大きな色素斑は雀卵斑ではなく老人性色素斑です。
    この部分のみはQスイッチルビーレーザーで照射してもよいでしょう。
     
    雀卵斑は頑張って続けて何回も治療しない。
    2~3回できっちりと結果を出して、その後は年に1~2回フォローアップ照射をする。
     
    これでいいのです。

当医院は『予約制』です。お問い合わせ・診療のご予約はこちら 受付可能時間=診療時間 TEL 052-332-7870

診療時間

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当医院は『予約制』です
AM 10:00 - PM 1:00
PM 2:00 - PM 4:30
PM 5:00 - PM 6:30

○…通常診療
☆…手術/レーザー治療(フォトRFなど)/ヒアルロン酸/ボトックス治療など

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