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真っ当なホクロ治療

ホクロの治療は奥が深いです。
 
ホクロの治療で美容外科医の実力が分かるのでは?
単純な治療だからこそ技量が出やすいのだと思います。
 
「それはちょっとな~」と思った患者さんを提示します。
 
高校生の頃にチェーン(全国展開)美容外科でホクロ治療をうけたそうです。
治療した周囲に色素斑が残っています。治療範囲が狭すぎるのです。

 
ダーモスコピーです。中央部は白く瘢痕となっています。

 
反対の頬部にもホクロ治療の取り残しがあります。
中央部がえぐれて周囲には色素斑が残っています。雑な治療ですね。

 
ダーモスコピーです。

 
 
違う有名チェーン美容外科でホクロ治療を受けた別の患者さんです。
えぐれてクレータ状になっています。

 
凹ましたらダメなのです。
もとには戻りません。2~3回治療してもよいから凹まさずにに治すのがプロです。
 
一般的にホクロ治療は炭酸ガスレーザーを用います。
もちろん私も使用しています。
 
焼灼モードは熱ダメージの少ないSP(スーパーパルス)モードを選択します。

 
 
葛西健一郎先生の書かれた「炭酸ガスレーザー治療入門」から引用しました。
ホクロは浅く広く焼灼するのが基本です。下の図なら bではなく cが正解です。

 
葛西形成外科にてホクロの炭酸ガスレーザー治療を見学する機会に恵まれました。
山村有美先生の炭酸ガスレーザー焼灼は素晴らしかったですよ。
フットスイッチを足で小刻みに踏んでリズミカルに焼灼していました。
 
炭酸ガスレーザーは足で打つ!
 
私は患者さんに必ず言います。
「ホクロは浅い(薄い)のは1回、深い(濃くて隆起)ものは2~3回かけて治します」
 
SSクリニックを受診した患者さんです。

 
広く浅く焼灼します。焼灼直後の写真です。これでいいのです。
このタイプの単純黒子なら1回の焼灼で取れるでしょう。

 
ホクロ治療は凹ましたら負けです。
 
 

参考文献
炭酸ガスレーザー治療入門 文光堂 葛西健一郎、酒井めぐみ、山村有美


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