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目の下のクマ -経結膜除脂術-
2015-02-22 UP! カテゴリー:眼瞼リフト, 診療だより
今さらですが、目の下のクマについて。
目の下のクマにはいろいろな種類があります。
クマの種類によって治療法も異なります。下眼瞼の眼窩脂肪の突出によってできるクマは手術が
有効です。手術法もさまざまです。
当院ではダウンタイムが短い経結膜除脂術が人気です。結膜を少しだけカットして脂肪を取る方法です。
切らない治療と名称している先生もいます。この手術の最大の利点は「傷が表面につかない」だと思います。
ご協力いただいた患者さまには、この場をお借りして深く感謝します。
53歳の女性です。目のクマ(膨らみ)が気になってきたそうです。
小じわが多い場合は皮膚を切除するハムラ法が適応です。
この症例では小じわは少ないので、経結膜除脂術を選択しました。結膜に極細の痛くない針で麻酔をします。
1cm ほど切開して、眼窩脂肪を適量取ります。左眼です。角膜を金属性のコンタクトレンズで保護して執刀します。
1cmの切開線から眼窩脂肪を結膜から露出させます。手術は、局所麻酔後に、結膜にレーザーで穴を開けて脂肪を取り出すのですが、出血をさせずに
取り出すのが最大のポイントです。眼窩脂肪も多く取りすぎると ‘老け顔’ になってしまうので注意が必要です。
術者のセンスが問われるところです。手術直後の右眼です。少し赤くなりますが、ダウンタイムはこの程度です。
手術なのでダウンタイムはあります。
数日は下眼瞼に発赤があります。これはお化粧で隠せます。
ときに紫斑を生じることがあります。ごめんなちゃい。手術して1週間くらいは、目やにが多くでます。
皮膚を切る手術よりはかなりダウンタイムは少ないと思います。
まれに眼球を圧迫することで白目が赤くなることもあります。術後に一時的に小じわが目立つことがありますね。
多くの場合は2~3ヶ月で元に戻ります。目の下のクマを治すことで、ゴルゴラインが目立つ人がいます。
ヒアルロン酸、PRP療法などで改善できます。目のクマの治療は目全体のトータルなバランスで考える必要があります。
興味があるかたはお気軽にお越しください。Key word [目の下のたるみ、脱脂、目の下の膨らみ、目の若返り、目の下くま]